業務効率化の本音と建前!サラリーマン思考からオーナー思考にシフトした話

今回は、サラリーマン思考で会社での俸禄(給料)を上げるために生真面目なんかなるな!

それよりも、オーナー思考で自分の資産を構築することに注力しようぜって話です。

サラリーマン思考とオーナー思考

本音と建前ってことばがありますよね。

かつて私は、建前を真に受け良かれと思ってやったことがあります。

でも本音に気づかず、逆に恨まれちゃったことがあるんです。

それ以降、会社の中で生真面目にやることは一切止めました。

自分のエネルギーなり知見を会社に振り向けることは、労働です。

その対価は、時間に対して支払われます。

生真面目な労働は、時間差を伴って自分の会社での評価にもなるでしょう。

多くの人はそこをゴールに設定して、会社の中で忖度して立ち回ります。

一方私は、自分のエネルギーなり知見をオーナーとしての活動に振り向けることに注力しようとスパッと決めました。

オーナー活動に振り向けることは、将来の自分の資産を構築する活動。

時間の切り売りではありません。

評価の尺度は、会社から評価をよくしてもらって俸禄(=給料)を上げてもらうことではありません。

仕組みを構築し、自分が手を動かさずともキャッシュフローを生み出せているか、ということになります。

業務効率化で労働時間を短縮することはよいこと?

海外の事業投資の部署を干されて異動した先で驚いたことがあります。

それは、事務業務はあまりにも原始的だということ。

一部上場会社での現場でこんな感じなのだから、きっと日本全体でみるとAIとかIoTなんて話はほとんど無縁の世界なのだと想像します。

システムと呼べるような代物はほとんどなく、存在していたのは力技を要するエクセル作業のみ。

例えば・・・

  • 並び順が違う2つのシートを出力
  • マーカーで付け合わせ
  • それを手入力もしくは単純なコピペ
  • 都度フィルターで項目ごとを集計

という具合に。

こういう作業は、1回こっきりで量もあまりなければ、「やったっるかぁ」とやっつけの仕事でやることはあります。

しかし、処理件数が膨大で、毎月となれば話は別。

この作業は”労働”そのもので、今月苦労して作業しても、来月も同じ作業が待っている。

つまり苦労がいつまでも報われることなく、ゼロリセットされてしまうのです。

そこにノウハウの蓄積などは何もありません。

同じような作業を繰り返す作業は、仕組化して効率化できないものかと考えるのが、私の感覚です。

誰もが同じように思っているだろう・・・と当初の私はそう考えていた。

会社としても、

  • 業務効率化
  • 労働時間の削減
  • 残業抑制

という観点から願ったり叶ったりとなるだろう感じていました。

業務効率化について調べていくと、エクセルでの膨大な繰り返しの作業は仕組化できることが分かりました。

早速着手してみたのが、VBAというのはプログラミング一種です。

(いわゆるプログラマーの人たちからみたら、結構見下される傾向にあるものですが、ふつーの事務職でエクセルを使っているような人からすれば、ボタン一つで面倒な作業が片付いてしまうのは、なんとも驚きのツールです。)

IT音痴の私にはとてもハードルが高く感じられました。

しかし、身銭を切って自己投資し、学んだことで少しずつプログラムを動かせるようになっていきました。

全くのド素人がプログラムを組んで、それが動くとなんか嬉しいし楽しい。

正直IT音痴を自認してきた自分にとっては、ちょっぴり誇らしくありました。

試行錯誤の末できあがった仕組みは、これまで毎日何時間もかけて手入力をしていたような作業をボタンひとつで片づけられるほどになっていたのです。

実務を行っていた現場からはとても感謝された。

なんたって、これまで夜11過ぎまで作業していたものが、7時前には帰れるようになったのですから。

しかし、いいことばかりではないことも分かりました。

建前では「業務効率化」と唱えるものの、本音の部分では、抵抗感がある人もいるのだ。

特に40代以降だと「変化する」ということ自体に、抵抗を感じているんだな・・・というこがわかりました。

業務が非効率だからこそ、自分の権限(権益)が保持されているような場合もあります。

もし、業務が効率化してしまったら、これまでやってきたその人の仕事はなくなってしまうです。

私は気付きました。

この人たちは、業務が効率化されたら困るのだと。

大事なのは、仕事の生産性を上げることではない、いかに“やってる感“を見せるかなのだと。

  • 地道にパソコンや電卓のキーを叩くのが、“仕事”
  • エクセルVB私(マクロ)を組んで効率化するための作業は、“仕事”ではない(サボってる)

と見ているフシがありました。

そんな人が自分の評価者だったりするとやっかいです。

実務レベルで圧倒的な改善を行っても、評価者からすると「よくわからん」「まぁまぁだな」みたいな評価になりがちです。

サラリーマン思考からオーナー思考へ:価値提供する場を見極めろ!

こうした経験を経て、私は結論に至りました。

それは
「価値がわからない人間に価値を提供しても仕方がない」
ということです。

もちろん、アウトプットするものの価値をわからせる努力は必要だと思います。

ただ、本音ベースのところで、最初から変化を嫌うような姿勢の人間にそんな淡い期待を期待しても、はっきり言って時間の無駄なのです。

私自身がなまじできることが周りに認知されているくると、「ちょっとやって~」みたいな声がかかるようになる。

最初は自分でもできることに喜びを見出していたので、ホイホイとやっていたこともあります。

でも出来上がると、「ありがとう~助かったよ~」みたいな主旨のことを言われますが、何かしらリターンがあるわけではありません。

途中から、自分が「単なる便利屋」になっていたことに気付きました。

それ以降、職場で「〇〇できます」みたいなことは一切言わなくなりました。

ありがたみがわからない人が多いところで、「できるアピール」したところで、かえって敵を作り会社での評価を下げてしまうことがありました。

あくまでも自分の業務効率のため、ありがたさを感じてくれる人のために使うべきだと感じました。

実際、私は知り合いの中小企業の社長との雑談の中で、たまたま業務効率化の話になったことがありました。

その際、「例えば、こんなことができますよ・・・」と、その場で簡単にエクセルでデモをしたところ、目を丸くして「なんじゃこりゃ~(驚)」という反応でした。

その社長は私の友人なので、ボランティアベースで仕組を作成して差し上げました。

出来栄えに感謝され、ポンと数十万円を渡してくれたのです。

作成した仕組みは、同じ界などで応用が利きます。

なので、一度構築した仕組みをレバレッジとして、オーナーとしてのビジネスを構築し、また新たなキャッシュポイントを増やしていこうと思う。

  • 猫に小判
  • 豚に真珠

表現はなんでもいいが、価値をわかろうとしない人間に説得を試みても無駄。

自分の価値を感じてくれる人に価値を提供しよう。

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