ロバストな(堅牢な)人生を送るには、「お金を稼ぐ、資産形成をしていく」ということが非常に大事なのですが、それは”健康なカラダ”という前提があってこそです。
やっぱり「体が資本」ですね。
今回は、私の緑内障検査の体験をもとに、どんな方法で検査したのか、時間はどれくらいかかかったのか、費用はどれくらいかかかったのか、また進行を遅らせるための予防法についてわかったことをシェアします。
もしあなたが私と同じ40代以上なら、緑内障は特に注意した方がよく、眼に違和感があれば眼科医に診てもらうことをおすすめします。
なぜなら、緑内障は失明する原因の1位であり、40歳以上の人口の内、20人に1人は緑内障患者との調査結果(※)があるからです。
この調査によると、うち9割は自覚症状がなかったとのこと。
※日本緑内障学会などが岐阜県多治見市で実施した疫学調査「多治見スタディ」から
病気の進行に気づきづらく、気付いたときは「時既に遅し」で失明寸前ということもあるそうですから、あなたも要注意です。
きっかけは人間ドックでの判定
最近、私はなんとなく眼に違和感を覚えていました。
でも普通に見えていますし、日常生活でかなり支障が出ているというレベルでもなかったので、そのままにしていたのです。
年1回の人間ドックで視力を計ったら1.2と前回と変わらず。
「な~んだ、(眼の違和感は)思い過ごしだったのかな・・・」と捉えていました。
ところが、後日送られてきた詳細な受診結果を見てみると、なんと「要精密検査」のE判定(゜o゜;
人生初の「要精密検査」の判定に正直ショック受けました。
”視力が1.2もあるのに何故だー!何かの間違いだろぉ!?”
というのが私の心の声でした。
ただ人間ドックの判定に従って、眼科で精密検査をしてもらったところ「緑内障の疑い」があることがわかりました。
これまで「緑内障」という言葉をなんとなくは聞いたことはありましたが、「自分にはカンケーないもの」と捉えて、私はこの眼の病気についてほとんど何も知りませんでした。
緑内障の検査(チェック)方法と費用は?
私が眼科でやった検査の方法は以下の通りです。
- 視力検査
- 眼圧検査
- 視野検査
- 眼底検査
この内、視力検査は今さら言うまでもありませんよね。(時間的にはせいぜい2分)
眼圧検査は、機械を覗き込んで風がビュッと出てくるやつです。(時間的には1分以内)
以上の4つの検査を行って、費用的には4,300円ほどでした。(保険適用で3割負担)
今回特筆したいのは、これまでやったことがない視野検査です。
視野検査のチェック方法と時間は?
視野検査は視野の欠損(見えない部分)の存在の有無や大きさから緑内障の進行の具合を判定するものです。
私の視野検査で用いた機械は、こちらです。
検査は左右片方ずつやります。
アゴを台に乗せ、片目で真ん中の小さなレンズを覗き込み、視点をそのさきにある小さい黒い●に合わせます。
検査が始まると、●の周りに小さな光がポツポツと点灯します。
その点灯を自分で確認できたら、片手に持っている機械のボタンを押します。
これは「見えましたよ」という合図のためのボタンですね。
時間的にはこれを5-10分くらいやります。
光の点灯は小さく一瞬なので、かなり集中力を要し検査後は、かなり疲労感が残りました。
視野検査の結果
検査後に待合室で待たされてから、診察室に呼ばれて眼科医の診察をしました。
先ほどの視野検査の結果を映し出しているのがこちらの画像です。
右上の丸円のところで、黒くなっているところがあります。
これは、先ほどの視野検査で光が点灯しても、それに気づかずボタンが押せなかった箇所です。
すなわち、「見えていないところ」→「視野が欠損しているところ」と判定されているわけですね。
眼底検査とは?
これは視神経の状態を見る検査です。
緑内障の場合、正常な眼に比べて、乳頭の凹みが大きく輪郭もいびつになっています。
なぜ緑内障の進行に気づきづらいのか
緑内障は視野が徐々に欠けていく病気で、進行し続ければいずれ失明する可能性もある怖い病気です。
でも自覚症状はほとんどありません。
実際、冒頭でお伝えした「多治見スタディ」で緑内障とわかった患者のうち約9割の人は、自覚症状がありませんでした。
なぜ「緑内障」は自分で気づきづらいのでしょうか。
その理由を、精密検査を受けた時に私を診察してくれた眼科医に質問したところ、こんな答えが返ってきました。
(緑内障が自分で気づきづらい背景には)目の仕組みが関係しています。
例えば右目の視野が欠け始めても、左目でも物を見ているので、片方の視野が欠けた分を脳が補ってしまいます。
となると、緑内障が末期になるまで視力は保たれてしまうのですね。
緑内障が徐々に進行しているとき、「視力は良いのに何だか見えにくい」ということがあっても、老眼や目のかすみと思ってしまうことが多いのです。
すでに片目の視野を失っているのに、もう片方で補っているので気づかないということもあるのですね。
早期発見が何よりも大事なのですね。
「もう年だから見えづらくなっているのは仕方ないよね」と眼科医にかからない人が結構いるのも信じがたいです。
私の場合は、人間ドックで要精密検査の判定が出てすぐに眼科医に診てもらって早期発見だったので、”不幸中の幸い”と言っていいのではないでしょうか。
緑内障の進行を抑える予防法は?
緑内障の原因は、ハッキリしたことはまだわかっていません。
ただ「眼圧を上げない」ことが緑内障の抑制につながるので、眼圧が緑内障の原因の一つであるといえます。
ここから、緑内障の進行を抑える予防法としては、「眼圧を下げておく」ということになります。
公益社団法人日本眼科医会のサイトによると、眼圧の正常範囲は10~20mmHgとなっていました。
ということは20mmHgを超えると眼圧が高いと判定されることになりますね。
ただ、私の場合は11mmHgと正常な眼圧にもかかわらず、緑内障の疑いがあるのです。
正常眼圧緑内障という名前も付いているのですね。
眼圧を下げる方法には、以下の3つがあります。
- 目薬
- レーザー治療
- 手術
これは眼圧が高い人向けの対応なるので、もともと私のように正常な眼圧の人はどうすればいいのでしょうか。
眼圧が正常なのに、眼圧を下げることに意味はあるの?と思ってしまいますよね。
それについては、ヘルスケア商品を扱うオムロンのサイトにこんな記述がありましたので、ご紹介しておきます。
正常眼圧緑内障の場合、眼圧を30%程度下げると、約80%の方に進行抑制の効果がみられます。
ただし、点眼薬によっては、心臓病や喘息などに影響を与えるものがあるので、医師とよく話し合っておくことも必要です。出典:オムロン
こういうことも考慮して、私の眼科医は目薬を処方してくれたのでしょうね。きっと。
ちなみに、眼科医から処方された目薬は、”カオステロール塩酸塩LA点眼液2%「わかもと」”というものでした。
その他の予防法としては、
- ストレスをためない
- 目の疲労をためない
- 睡眠をきちんと取る
- 気分転換する
- パソコン画面などを長時間見つめ続けない
- 眼科で検査を定期的に受ける
ということも大事ですね。
私の場合、ブログをやっている関係上、パソコン画面を長時間見つめ続けない、ということが課題になりそうです。
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