金融商品のリスクとは?種類の一覧と意味をわかりやすく解説

将来に向けて少しずつ投資をしてみたい。でも、金融商品にはリスクがあるんだよね・・・?
リスクって損すること?どんな種類のリスクがあるんだろう・・・

今回はこういった疑問について、証券アナリストと1級FPの資格を持ち、資産運用会社でアナリスト経験もある私ノビが答えていきます。

正しい知識に基づかず、ただ「投資=リスク」と漠然と不安を募らせて、「元本割れ→怖い→やめておこう」とためらっている人、結構います。

大手都銀に預金するだけなら、元本割れすることはなくある意味安全で安心感があるのは確かです。ただ、個人的はそれは人生において別のリスクを取っているような気がして、なんかもったいないな・・・と感じます。

「リスクにはどんな種類があるのか」「それぞれのリスクの意味は」について正しく理解し、これまで知らなかった新しい世界への一歩を踏み出すきっかけにしてみませんか。

資産運用におけるリスクとは?

リスクというと、危険とか避けるべきことというマイナスのイメージが世の中にはあります。

しかし、資産運用の世界では「リスク」は、「予想通りにいかない可能性」とか「不確実性」といった意味になります。

資産運用の結果得られる成果のことを「リターン」と言いますが、リターンはプラス(利益)のこともあれば、マイナス(損失)のこともあります。

リスクとリターンの関係のイメージ図は以下の通りです。

出典:知るぽると

リスクが大きい・高いとは?

「リスクが大きい(高い)」というのは、「リターンの振れ幅」の大きさの意味で用いられます。

例えば、もしあなたが金融機関に預けてある預金を全額引き出して、株式市場の1つの銘柄に全てを突っ込む、みたいなことは「リスクが大きい(高い)」と言えます。

この場合、もし株価が上振れれば大きな利益を手にすることができますが、逆に突っ込んだあとにその会社のスキャンダルが発覚して株価が暴落すれば大きな損失になります。

リターンの振れ幅が大きいから「リスクが大きい(高い)」んですね。

リスクとリターンは、総じて比例の関係にあり、高いリターンを得ようとするとリスクも高まります。

リスクが小さい・低いとは?

逆に例えば、もしあなたが株式とかの金融商品には一切手を出さず、都市銀行で預金しているだけ、みたいなことは「リスクが小さい」と言えます。

この場合、その都市銀行が破綻する確率は極めて低いですし、万が一破綻したとしても元本1,000万円までと破綻日までの利息等は保護されてますから、預けたお金はまず元本割れすることなく安心と言えます。

ただし、金利は0.001%とかなので、100万円を1年間預けても利息は10円しか付きません。

リターンの振れ幅が小さいから「リスクが小さい(低い)」んですね。

リスクを低く抑えようとすると、リターンも低くなります。

関連記事:月3万円使えるお金を増やす(稼ぐ)には?預金の必要元本を試算した結果・・・

【ここまでのまとめ】

  • 「リスク」とは、「予想通りにいかない可能性」とか「不確実性」のこと
  • 「リスクが大きい」とか「リスクが小さい」は、リターンの振れ幅で使い分ける
  • リスクとリターンは、総じて比例の関係にあり、高いリターンを得ようとするとリスクも高まる
  • リスクを低く抑えようとすると、リターンも低くなる

リスクの種類(全体像)

これ以降は、資産運用における主なリスクの種類として以下のものを取り上げ、意味を確認していきます。

  • 価格変動リスク
  • 金利変動リスク
  • 為替変動リスク
  • 信用リスク
  • カントリーリスク
  • レバレッジリスク

価格変動リスクとは?

価格変動リスクとは、株価とか投資信託の基準価格など金融商品の「価格」が変動するリスクです。

金融商品を購入した時点では、将来の売却額がいくらになるのか(購入時の価格よりも値上がりしているのか、それとも値下がりしているのか)は不確実です。

投資・資産運用でリスクと言えば、真っ先に思い浮かべるリスクですかね。

なぜ、価格は変動するのか。

価格の要因には、株価であれば、その対象銘柄(企業)の業績や新商品の開発・発売、業務提携や市場ニーズの変化、社会や経済の状況といったものがあります。

金利変動リスクとは?

金利変動リスクとは、金利が変動することにより、資産の価値が変動するリスクです。

金利変動で影響を受ける身近な金融商品と言えば、預金(貯金)でしょうか。

これにもリスクは存在します。

例えば、定期預金は満期まで預入時の金利が適用されます。

もし、定期預金に預け入れてから、金利が上昇したら、市中金利より低い金利で預け続けることになります。これは、本来であれば高い金利収入を得られる機会を逃しているということでリスクです。

また、金利変動で直接的な影響を受ける金融商品と言えば、債券が代表的です。

債券は、投資家が国・地方公共団体、企業等に直接資金を貸し付けるものです。(国・地方公共団体、企業等にとっては借金です。)

投資した債券は、償還日(満期日)まで保有することもできますし、途中で売却することもできます。

償還日(満期日)まで保有すれば、額面金額と定期的な利息が得られるので、期中の価格変動は気にする必要はありませんが、期中での売却では金利の影響を受け価格が変動します。

金利と債券価格の関係は以下の通りです。

  • 金利が上昇→債券価格が下がる
  • 金利が低下→債券価格が上がる

 

為替変動リスクとは?

為替変動リスクとは、外貨建ての金融商品(外国株式・海外債券など)に投資した場合、為替レートの変動により換金できる価格が不確実となるリスクです。

外貨建て金融商品への投資の際は、まず円を外貨(例えば米ドル)にします。

そして、換金・満期時は、今度は外貨を円に戻すことになります。

為替レートは変動しているので、外貨建て金融商品の投資時よりも円高の場合は円での手取り額が減り、為替差損を被ります。逆に、円安になると、為替差益を得ることができます。

(関連記事)
為替ヘッジとは?ありなしの違いをわかりやすく図解&シミュレーション!

ここまでで、

・価格変動リスク
・金利変動リスク
・為替変動リスク

といった市場リスクを整理しました。

その他、以下のようなリスクも認識しておいた方がよいです。

流動性リスクとは?

流動性リスクとは、保有している金融商品を換金したいと思ったときにすぐに換金できないリスクのことです。

これは、その市場での取引が少ないこと等が要因で、希望した価格で売りたくても売れないという状態になります。

例えば、もともと人気がなく知名度も低い株の銘柄があったとします。

もしその銘柄の企業が粉飾決算などの不祥事がスキャンダルされて、上場廃止となる可能性が出てきた場合、売却して早いところ現金化しようとしても買い手がなかなか現れず、思いっきり安い価格で売却しなければならないかもしれません。

金融商品の話から外れますが、流動性リスクで思い浮かぶのは、越後湯沢のリゾートマンションですかね。。。

バブル時に3,000万円とかで売出した際は、即完売みたいな感じだったと思いますが、ブームが去った現在では10万円とかで売りに出しても買い手が見つからない状況。。。

物件は、金持ちステータスの象徴みたいな感じでしたが、今となってはババ抜きのババですね・・・

信用リスクとは?

信用リスクとは、要するに貸した金がキチンと戻ってこなくなるリスクです。

なぜ、そんなことが起こるのかというと、お金を貸し出した企業とか国とかが、経営不振や財政難になることがあるからです。

そうなると、利息や元本など予め決めた条件での返済を受けられなくなります。

最悪、「いや~、カネ借りたんやけど、倒産してもーた。悪いけど、ない袖は振れないんで、借りた金は返されへんわぁ」ってなります。

カントリーリスクとは?

カントリーリスクとは、投資する国・地域の政治、経済、社会情勢などの変化に起因するリスクのことです。

このカントリーリスクには、例えば、

  • ミャンマーで軍事クーデターが起きて、軍事政権になったった!みたいな政治リスク
  • トルコでトルコリラが下落してインフレ率が60%とかになってる!みたいな経済リスク
  • ロシアがウクライナ侵攻で経済制裁を受けて輸出入の取引が一切できなくなった!みたいな社会情勢リスク
  • 米国で巨大な竜巻が都市部を直撃して壊滅的な被害が出てる!みたいな自然災害リスク

というリスクも含まれます。

レバレッジリスクとは?

レバレッジとは、担保となる保証金/証拠金の何倍もの金額を取引することができる仕組みのことです。

FXとか商品先物とかの取引で用いられている方法です。

レバレッジリスクとは、レバレッジをかけた結果、リターンの変動が高まってしまうリスクのことです。

例えば為替の両替などであれば、10万円では10万円分の外貨しか取引できません。

しかし、20倍のレバレッジを使えば10万円の20倍、つまり200万円分の取引を行うことができます。

レバレッジ取引で成功すれば利益は大きい

例えば1ドル=100円のとき、10万円の保証金で2万ドルの取引をすると20倍のレバレッジで取引できることになります。

このとき100円でドルを買い、110円になった時点でドルを売れば、為替差益が10円/ドルです。この時の利益は、20万円(10円×2万ドル)になります。

20倍ものレバレッジをかけたことで、手元10万円の元手にもかかわらず、20万円という大きな利益を手にすることができました。

レバレッジ取引で失敗すれば損失は大きい

しかし、目論見通りに為替レートが動けばいいですが、予想とは逆に為替レートが振れることだってありえます。

例えばもし、100円で買ったドルが、90円になったら、為替差損は10円/ドルです。この時の損失は、20万円(-10円×2万ドル)になります。

こういう場合は、追証といって追加で保証金を求められます。

致命的な負けは避けよ

なお、レバレッジリスクは、これまで説明してきた「予想通りにいかない可能性」とか「不確実性」という意味でのリスクとはちょっと異なります。

なぜなら、「どのくらいのレバレッジをかけるか」というのは、投資家であるあなた自身が予めコントロールできるからです。

だったら、なんで他のリスクと一緒に解説してんねん!

って思うかもしれませんが、レバレッジの意味をよく理解していないまま高レバレッジ=高リスクを抱えている人がいます。

相場が目論見と逆に振れると、一気に大きな損失出て立ち直れない状態(ゲームオーバー)になってしまうので、そうならないため、あえて注意すべき「リスク」として取り上げました。

レバレッジかけて、イチかバチかで勝負するより、勝負し続けることが大事です。

まとめ

資産運用(金融商品)のリスクについて解説してきました。

リターンを得たい!でも、リスクはゼロにしたい!

っていうのは、感情的にはわかります。

ただ、ノーリスク・ハイリターンというは世の中にはありません。

「うまい話」はちょこちょこ持ち込まれる可能性もありますが、きっとそれは詐欺です。(経験者は語る(笑))

こちらの記事もぜひ読んでみてください。

母が投資詐欺に加担していた!勧誘の現場に息子(私)が乗り込んだ話

やっぱ、リターンを得ようと思ったら相応のリスクを取る必要があるんです。

今回の話をもとに、「自分はどんなリスクを取ることになるのか」ということをしっかり理解したうえで、資産形成を行っていきましょう。

絶対に成功だけするなんてことはありません。

自分の許容範囲内でちょこちょこ負けてOKです。それが経験になります。

大事なのは正しい知識で、少しの勇気をもって新しい世界に足を踏み入れてみることです。

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