会社辞めたい?会社員の社会保険(医療と年金)のメリット知ってるの?

こんにちは。

複業オーナーのノビです。

先日は、仕事(会社)を辞めたいのは甘えじゃないよって話をしました。

吐き気がするほどあなたが会社に行きたくない事情もだいたいわかります。

働き方が多様化しているので、脱サラしてフリーランスになるって選択肢もあります。

自分を変えたい!という気持ちが強い場合は、確かに惹かれますよね。

ただその前に、会社員って結構優遇されているのってご存知でした?

社会保険における会社員のメリットを把握することなく、

  • 職場の人間関係に疲れたから
  • 自分を変えたいから

とかの感情を優先して会社を辞めてはいけないのです。

今回は1級のFP資格も持っている私が、会社員の社会保険が持つメリットについて、簡潔にわかりやすく解説していきます。

社会保険の種類は5つ

まず、社会保険には以下の5つがあります。

  • 医療保険 … ケガや病気、出産、死亡に対する保障制度
  • 年金保険 … 老後の生活、障害、死亡に対する保障制度
  • 介護保険 … 高齢者や老化で介護が必要な人に対する保障制度(40歳以上が加入)
  • 雇用保険 … 従業員の雇用の安定や促進を目的として作られた保険制度(失業手当など)
  • 労災保険 … 業務中や通勤中の事故・災害によって生じた病気、ケガ、傷害、死亡などに対しての保障制度

最初の3つが社会生活上のリスクを保証する社会保険(狭義の社会保険)、残りの2つが労働上のリスクをカバーする社会保険(労働保険)です。

今回ここで取り上げるのが、医療保険・年金保険です。

医療保険における会社員のメリットは?

医療保険は、医療機関で発生する医療費の一部または全部を保険給付する制度です。

毎月の保険料はなかなかに高いですが、このおかげで通常より安く医療を受診できるわけです。

医療保険には、主に

  • 健康保険   … 会社員が加入
  • 国民健康保険 … 自営業(フリーランス)などが加入

があります。

※共済組合とか船員保険もあるじゃん!とかのツッコミはやめてくださいね。
シンプルにわかりやすく解説してるんで。

家族の保険料を払うのは?

大きな違いは、毎月支払う保険料です。

会社員(サラリーマン)が入る「健康保険」では、被扶養者(自分が養う家族で、年間の収入が130万円未満の者)に対しての保険料はかかりません。

例えば、会社員のお父さん、専業主婦のお母さん、子供2人という4人家族の場合で考えてみましょう。

お母さんがパートで働いていても、その収入が130万円以内であれば、被扶養者として無料で保険に加入することができます。

お父さんの会社の給料で養われている(=扶養されている)子供も、同じく被扶養者として保険料を負担することなく、健康保険に加入できます。

つまりこの4人家族の例だと、お父さん1人の保険料負担で家族全員が健康保険に入っていることになります。

 

一方、自営業者やフリーランスが加入する「国民健康保険」だと、こうは行きません。

そもそも国民健康保険には、「扶養」という概念がありません。

世帯単位で加入することになります。つまり、世帯=家族全体の収入によって保険料が決まるということです。

そのため自分以外に配偶者がパート等で稼いでいるとすれば、その分に対しても保険料がかかります。

 

また、健康保険では、保険料を会社が半分持ってくれる制度になっています。

国民健康保険は、そんな仕組みにはなっていません。

保険料が半額でいいってお得感がありますよね。

傷病手当金を受給できるか

さらに、会社員が加入する健康保険には「傷病手当金」という制度もあります。

傷病手当金は、病気やケガで働けなくなり、給料を受け取れなくなった場合に受給できるものです。

受給額は、標準月額のおよそ3分の2。

標準月額には交通費や残業代なども含まれますので、立派な手当てですね。

支給される期間も最長で1年6か月というのが嬉しいところ。

自営業・フリーランスが加入する国民健康保険だと「傷病手当金」の制度はなく、自分で保険料を払って民間の保険会社と契約する必要があります。

医療保険における会社員のメリット

ここまでで、医療保険における会社員のメリットについて書いてきました。

まとめると以下の通りです。

  • 家族が増えても保険料の負担は増えない(扶養の概念がある)
  • 保険料そのものを会社が半分負担してくれる(労使折半)
  • いざというときに手当金がある(傷病手当金制度)

 

収入額や家族構成によって変わってくるので、必ずしも「国民健康保険」より「健康保険」の方が安く済むというわけではありませんが、扶養家族が何人いても保険料が変わらない、というのはかなり大きいですよね。

会社員が加入する健康保険って、結構いいじゃんって感じてもらえましたか。

なお、脱サラしてもフリーランスになっても、すぐに国民健康保険に加入せずに健康保険を続ける方法はあります。

ただし、

  • 健康保険を継続できるのは2年だけ
  • 会社の負担分はなくなるから、保険料は会社員のときの2倍

というデメリットもありますのでお忘れなく。

年金保険における会社員のメリット

では、年金保険はどうでしょう。

年金保険(公的年金制度)の場合も、会社員と自営業者・フリーランスとでは加入する保険制度が異なります。

もしかしたらあなたは、

•自営業者等(フリーランス)は国民年金に加入
•会社員は厚生年金に加入

と理解しているかもしれません。

ただこれはちょっと誤解です。

正確には、会社員は国民年金にも厚生年金にも加入しています。

「国民年金」は基礎年金と呼ばれ、老後の生活の最も基本的な保障ベースとなる部分です。

会社員の場合は、「国民年金」に加えて「厚生年金」が上乗せされています。

保険料は、国民年金で月額16,340円(2018年度)。

会社員の厚生年金保険料は、一概には言えません。

その人それぞれの標準報酬額(毎月の収入)によりますから。

厚生年金は国民年金の上乗せしたものなので、負担する保険料は当然増えます。

ただ、会社員が入る厚生年金保険は、医療保険の場合と同様に、

  • 会社員本人の保険料の半分は会社が負担してくれる
  • 扶養の考え方で、配偶者(主に専業主婦)の保険料負担はなし

という仕組みになっています。

健康保険と同様にこれはありがたいですよね。

確かに、毎月の給料明細で厚生年金保険料がガッツリ控除されているのは凹みます。

しかし、将来受け取る年金額は国民年金のみの場合よりも手厚くなることを考えると、仕方がないかなと思えてきます。

(今後、少子高齢化社会の加速で、支給される年金額が更には少なくなる可能性は高いでしょうけど)

 

ちなみに、フリーランスにも「国民年金基金」という任意加入の上乗せ年金制度はあります。

掛け金(どれだけの金額を上乗せするか)は、自分で設定できます。

また、掛け金はもちろん全額自己負担ですが、全額社会保険料控除の対象になります。

転職しない・脱サラしない私のやり方

社会保険における医療保険と年金保険をみてきました。

会社員と自営業・フリーランスが加入する保険制度は違います。

単純に比較はできませんが、会社員が加入する制度では「扶養」という考え方が導入されており、保険料を払う際にずいぶんと恵まれていると感じたはずです。

会社を辞めたい気持ちは、よーくわかります。

私も会社組織の中で干され、パワハラに遭ってすぐにでも辞めたい気持ちでいっぱいでしたから。

会社を飛び出せば、もうその職場に行く必要がないので、心の平和は訪れるでしょう。

でも、その安心感は一時です。

今度は明日からどうやって食っていこうか、という別の問題にすぐ直面します。

現実問題として、

ってことに向き合う必要があります。

フリーランスになってすぐに潤沢に稼げる人はごくごく一部です。

一日18時間とか長時間労働しても、食っていくのがやっとという人がゴロゴロいます。

じゃあ転職すればいいのか?

何度もお伝えしている通り、これはおすすめしません。

「じゃあ、このまま今の会社にとどまって我慢し続けろというのか~!?」

という怒りが込み上げて来ませんでしたか?

いえいえ、私はただ単に耐え忍ぶのが一番だなんて言ってませんよ。

私が提唱するのは、複業でオーナーになって会社への依存度を下げるという生き方です。

考えてもみてください。

人間関係がギスギスしていても、理不尽な目に遭っても耐え忍ぶしかないのは、収入源が会社の給料だけに頼っているからなんじゃないですか。

だから、不毛な会議や残業、更には何の生産性もない社内の飲みに付き合っているんじゃないですか。

でももし、会社以外でキャッシュポイントをいくつも持っていたら・・・・

だいぶ心にゆとりが生まれるのではないでしょうか。

現に私がそうです。

会社のアホな上司や嫌な奴がおかしなことを言ってきても、「ハイハイ、まったくしゃーねーな」ってどーでもいい気持ちになれるんです。

これホントに。

あなたもそんな生き方を選んでみませんか。

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