投機とギャンブルの違いは?事例・図解で意味をわかりやすく解説

投資とギャンブルに違いはあるの?同じなの?

投機=悪いっていうイメージあるんだけど・・・

こんな疑問やイメージを持っていたりしないでしょうか。

事例や図解を用いてわかりやすく解説していきます。

最後まで読んでいただくと、漠然としていた知識がスッキリと整理できます。

なお、解説する私は、1級ファイナンシャルプランニング技能士・証券アナリストの資格を有し、資産運用会社での実務経験もあります。

ギャンブルとは?

ギャンブルとは、ばくち・賭けごと・お金を賭ける娯楽のことです。

お金を賭けて、「勝った・負けた」「当たった・外れた」という偶然性の要素が含まれる勝負を行って、その勝負の結果によって、勝った(当たった)者はお金を得る、負けた(外れた)者は賭けたお金を失うという仕組み(ゲーム)ですね。

  • 競馬
  • 競輪
  • 競艇
  • オートレース
  • 宝くじ
  • スポーツ振興くじ

は公的機関が胴元として運営している合法的なギャンブルです。

一方、

  • 賭けマージャン
  • 賭けゴルフ
  • 野球賭博
  • バカラ賭博 etc

といったものがありますが、これらは公的機関が胴元として運営していないので、違法です。

ここまで読むと、

じゃあ、パチンコ・スロットとかオンラインカジノは、違法なの?

 

って疑問が湧いてきませんか。

結論から言うと、パチンコ・スロットとかオンラインカジノは、完全な黒(違法)ではなく、グレーゾーンです。

確かに、公的機関が胴元として運営しているわけではありません。

それなのになぜ、違法ではないのか。

それは、三店方式(さんてんほうしき)で行われているからです。

これは、

・パチンコ店は、客が出した玉を景品と交換する
・別法人の景品交換所は、客が持ってきた景品を現金と交換する
・別法人の景品問屋は、景品交換所から景品を仕入れ、パチンコホールに卸す

という営業形態のことです。

パチンコ店・景品交換所・景品問屋が一つの法人だったらアウトだけど、それぞれの店舗は完全に別法人だから、違法ではないという理屈、らしいです。

ここまでを整理すると、以下のようになります。

私がギャンブルに手を出さない理由

私(=ノビ)は違法なものには手をだしません。

じゃあ、競馬とか宝くじとか合法のもの、もしくはグレーゾーンのパチンコ/スロットは・・・というと、こちらもほとんど、いや、まずやることはないです。

話のタネ程度にやったことはありますが。
(小学生の頃よく父親に連れられて打ってたけど・・・ボソっ)

なぜ、やらないのか。

それは、「仕組み上、儲からない(勝てない)ようになってるから」です。

こう書くと、

オレは競馬で儲かってるぞ!
宝くじで〇億円当てて億万長者になった人だっているだろ!

ってクレーム付けてくる人もいるかもしれません。

でも、私にとっては、ギャンブルを運営する胴元に支払う手数料・運営料(=「てら銭」)が実にアホらしく感じるんです。

「勝った!」とか「当たった!」とかにばかりに多くの目を向けがちです。

でも、賭け金総額の内、当選金/賞金に回されるの金額は、胴元(主催者)に手数料・運営料(=てら銭)を持っていかれた後の金額です。

参加者で奪い合うことになるマイナスサムゲームです。

ギャンブルのイメージを、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人で参加する単純モデルで図示すると以下のような感じになります。

胴元は、確実に集まった資金から常にてら銭を自分のポケットに入れることができますから、いつもニコニコです。

残りのパイの内、勝負に勝ったAさんは当選金/賞金を手にできますから、ヤッターと喜ぶことができます。

一方のBさん、Cさん、Dさんは、勝負に負けたので、投じた賭け金を全て失うことになります。

賭け金、てら銭、当選金/賞金の関係を数式で書くとこうなります。

賭け金総額 = てら銭 + 当選金/賞金

当選金/賞金 = 賭け金総額 - てら銭

胴元(主催者)にてら銭をガッポリ持っていかれたら、当選金/賞金に回るお金が減りますよね。

てら銭 ⇒ 当選金/賞金

じゃあ、ギャンブルの胴元にてら銭はどんだけ持っていかれるの?

って思いますよね。

社会実情データ図録によると、こうなってました。。。


https://honkawa2.sakura.ne.jp/5680.html

 

例えば宝くじだと、1,000円分投じるごとに、胴元に540円分ずつ持っていかれてしまう、って読めます。

そして、残った460円分を宝くじの購入者間で奪い合うわけです。

1,000円投じても、戻ってくるであろう金額(期待値)は、1,000円を超えることはありません。

(「期待値がマイナス」、得られる利益よりも損失の方が大きい「マイナスサム」の状況です。)

そりゃもちろん、買わなきゃ当たりませんし、買った人の中には幸運にも1等に当選してドーンと大金を手にする人も出てくるでしょう。

ある日突然、宝くじで〇億円当たる!!ということに「夢」を感じるのも分かります。

テレビCMとかも「夢」を追いかけさせる演出になってるし、私自身がもし胴元とかCMの作り手だったら同じようにするでしょう。

でも、1等の当選確率って、0.00001%らしいですからね。。。

期待値はマイナスでやる前からまず負け戦が見えてるんです。

・・・アフォらしい。だったら、やらんわ。
ってなりますんで。

投機とは?

次に投機。

投機は、価格の変動(値動き)に着目して、短期間で利益(利ざや)を抜こうとする行為です。

投機の対象は、株式、為替(FX)、商品(原油・穀物・貴金属など)、債券、不動産、仮想通貨・・・となんでもありです。

「安い時に買って、高くなったら売る」ことができれば、利益を得ることができます。

例えば、デイトレード(株取引)。

「これから価格が上がる!」と見込み、株を購入

(予想通りに)実際に株価が上昇

高値で売り抜け

 

こうすることで利益を手にすることができます。

利益額は、売却価格と購入価格の差です。

株式市場のおける株の例を出しましたが、投機の対象はなんだってありです。

マスクだって投機対象

例えば、マスク。

2019年12月に中国の武漢市での新型コロナのニュースが伝わってから、翌2020年1月に日本でも感染者が確認されました。

この時点で「マスク需要が爆増する」と見込み、マスクを買い占めた人(=投機取引をした人)は大儲けしたことでしょう。

だって、読み通りにマスクは品薄となり、ドラックストアには行列ができ、ネットでの転売価格は爆上げとなりましたからね。

手持ちのマスクを購入した価格の何倍と値を付けて売り抜けた人もいるでしょう。

でも考えてみてもみてください。

マスクはマスクです。

価値自体が上がったわけじゃありません。

マスクの需給関係から短期的な値動き(価格変動)に注目しているわけですから、対象とする資産の価値が増えるかどうかは関係ありません。

ギャンブルと似ていますよね。

投機はギャンブル的な要素があります。

投機とギャンブルの違いは?

じゃあ、投機=ギャンブルなの?

 

違いはあります。

どの部分が大きく違うかというと、「てら銭」です。

ギャンブルは、胴元に取られる手数料・運営料(=てら銭)の割合が高いという話をしました。

投機の方で胴元に相当するのは、株やFXの取引における証券会社とかFX会社です。

てら銭に相当するのは、株取引の売買手数料であり、FX取引におけるスプレッド※ります。

※FX取引におけるスプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差で、実質的な手数料です。

かつては、こうした手数料はギャンブルの手数料ほどじゃないですけど、結構高かったのは事実です。

でも、証券会社間とかFX会社間の競争の激化により、どんどん下がってきています。

だから、現在ではほとんど無視できるレベルです。

投機は、ギャンブルと同じく参加者でパイを奪いあうことになりますが、ギャンブルと違って胴元にガッツリと持っていかれることはありません。

ゼロサムゲームっていうことですね。

投機のイメージを、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人で参加する単純モデルで図示すると以下のような感じになります。

先ほどのギャンブルの場合と異なり、投機の場合は胴元をほとんど無視できますから、賭け金はほぼ全て配当の原資になります。

ただ、パイを奪いあうというところに変わりはありません。

ゼロサムゲーム、つまり誰かの利益が誰かの損失になります。

運よく勝ったAさんは、配当を一手に受け取れるのでガッツポーズです。

でも、負けたBさん、Cさん、Dさんは投じた賭け金を全て失うことになります。

投機は悪いの?

新型コロナの初期の頃に、マスクが欲しいのにどこにも売ってなくて、ヤフオクとかで売られてたけど一箱数千円との価格(高値)がついていて、とても手が出せなかった・・・

という経験をした方であれば、「投機で不当に価格を釣り上げて儲けるなんてけしからん!」「投機は悪い」という考えを持っているかもしれません。

ただ、投機は必ずしも悪いものではない、というのが私の考えです。

なぜなら、投機する人が売買に参加してくれるから、市場に厚みが増し「買いたいときに買えるし、売りたいときに売れる」ことが可能になるという大きなメリットがあるからです。

もし投機する人を市場から排除してしまうと、参加者は極端に減ってしまい、「買いたいときに買えるし、売りたいときに売れる」という流動性がなくなってしまいますからね。

ノビは投機家?

ノビはオーナーですけど、投機家じゃありません。

投機は、機会を見つけて「安く仕入れて、高く売る」といった取引から短期間で利益を得ようとするものです。

一見単純そうですが、凄く難易度が高いです。

先ほど挙げたマスクの例みたいに、

・対象となる市場の需給関係を洞察する
・マーケットの方向性を判断する
・その市場参加者の心理を読み取る
・リスクを取って資金を投じる
・タイミングを見て売り抜ける

単発の投機でたまたま読みが当たってラッキーってこともあるかもですが、「勝ち続ける」って至難の業ですからね。

 

かつて私は、運用会社でアナリストとしてヘッジファンドの分析業務をしていました。

資金を預けていたファンドの1つに、FXコンセプツという為替分野で権威的なヘッジファンドがありました。(ネット記事によると、2008年時点での運用資産は約140億ドル(現在のレートで約1兆5700億円)ほどらしい)

為替(FX)のトレードってギャンブル性が高い投機取引です。

私はファンドマネージャー達と面談したことあるんですけど、経歴なんな見るともうエリート中のエリートです。(私なんかと雲泥の違い・・・)

でも、そんな運用のプロ中のプロであるFXコンセプトですら、あえなく破産しちゃったんですよね。

そのくらい、投機で勝ち続けるって難しいってことです。

値動きが読みと逆方向に動くことなんてざらにあります。

「これから価格が上がる!」と予想し、買った

しかし、(予想に反して)実際に価格が下がった

安値で売って損切した

といった具合に。

売った価格と買った価格の差は損失になります。

まとめ

投機とギャンブルの意味や違いについて取り上げました。

  • ギャンブルは、お金を賭けて偶然性の要素が含まれる勝負を行い、その結果によって、勝った(当たった)者はお金を得る、負けた(外れた)者は賭けたお金を失う、という仕組みです。
  • 投機は、価格の変動(値動き)に着目して、短期間で利益(利ざや)を抜こうとする行為です。

どちらも、投じたものの価値が上がることはなく、限られたパイの奪い合いです。

要するに、誰かの勝ちは、誰かの負けってこと。

この意味では、投機もギャンブルも同じです。

違いは、胴元が最初に持っていく「てら銭」です。

投機の場合は、参加するコスト(手数料)はほぼ無視できるレベルですが、ギャンブルの方は胴元の方にまずガッツリと持って行かれます。

カネを投じた時点で、元を取ることなんて期待薄なんで「やってらんね~」ってなります。

趣味・娯楽の一つとしてとらえて「単に楽しむ」、というなら別にいいんですけど、「絶対に儲けたろ!」とみたいな目がマジな姿勢だとヤバいよねってこと。

ここまでお話しすると、「じゃあ、投機と投資はどう違うの?」ってことも思うかもしれません。

それはこちらの記事で解説します。

投資と投機の違い・区別は?図解・シミュレーションで意味を分かりやすく解説

 

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