小学校を卒業後、あなたはランドセルをどうしただろうか。
遠い記憶を辿ると私の場合、しばらく押し入れにでも入っていて、そのうちに邪魔になって捨ててしまったのかもしれない。
でも、ランドセルは寄付できることを知っているでしょうか。
少なくとも私は知りませんでした。(子どもの頃にそんな制度はなかったハズ)
私はある時、「ランドセルは海を超えて」という絵本(実質写真集)を手にして、衝撃を受けました。
そもそもなぜ、40過ぎのおっさんが絵本なんかを手にしたのかというと、普段からイベントや小学校で読み聞かせをしているからです。
もうかれこれ10年くらい続けているでしょうか。
この「ランドセルは海を超えて」は、高学年(特に卒業間近の6年生)向けの読みきかせにおすすめの絵本です。
今回この本を紹介するのに、卒業式を間近に控えた6年生の教室での実際の読み聞かせを再現します。
目次
ランドセルを買ってもらえなかった人っている?
おはようございます。
生徒:「おはようございます」
小学校をもうすぐ卒業ですね。
中学生になるのが楽しみですか?
それとももっと小学校を続けたいですか?
6年前、小学校に入学したときのことを思い出してみてください。
入学の準備で買い揃えてもらったものってあると思うんです。
真っ先に思いつくものと言えばなんでしょうか?
※生徒の手がパッと挙がる
生徒:「ランドセル!」
はい、そうですね。
この中で、ランドセルを買ってもらえなかったという人はいるでしょうか。
※そんな子がいるなんて聞いたこともない、という表情
・・・まず、いないはずですよね。
ここにいるみんなは、お父さん、お母さん、もしくは、おじいちゃん、おばあちゃんから買ってもらったと思います。
ランドセルをもらったとき、どんな気持ちになりましたか?
きっとワクワク感とかあったんじゃないでしょうか。
小学校卒業後もランドセルを使う人っている?
そこから6年が経ち、みんなはもうすぐ小学校を卒業します。
この中に、中学生になってもランドセルを使い続ける!という人はいますか?
※一同爆笑。「なんでそんなこと聞くんだ?」って顔
じゃあ、思い出がいっぱい詰まったランドセルはどうするんですか?
※「そんなことを考えたことすらなかった」という顔
今日は、使わなくなったランドセルのその後の話をします。
自分の当たり前は誰かの当たり前じゃない・・・よね?
みんなは、アフガニスタンという国を知っていますか。
どこにありますかどんな国でしょうか。
生徒:「貧しい国・・・」
はい、そうですね。
アフガニスタンは、イスラム教過激派組織タリバンなどの反政府武装勢力によるテロ・襲撃等が多発しているところです。
治安は不安定で、経済はガタガタ。
2019年12月には、アフガニスタンが発展できるようにと現地で支援活動をしていた日本人医師の中村哲氏が車で移動中に襲撃される事件も起きています。
我々は、経済的に豊かで平和な日本で暮らしているけれど、アフガニスタンに生まれ育っている子どもだっているわけです。
今この教室にいるみんなと違って、
校舎もない
机も椅子もない
ノートやえんぴつだってろくにない
という環境です。
もちろんそういう子どもたちにとっては、新しいランドセルを買って貰えることは全く当たり前ではないです。
そんな状況から、使い終わったランドセルを日本からアフガニスタンにプレゼントして、現地の子どもたちに使ってもらうという活動があります。
今回は、現地に行ってその様子を取材した写真家の作品を読みます。
(読み聞かせ)
※絵本の中身や感想・レビューはこちらから確認できます
徳ある行動(お金の使い方)は何倍にもなって還ってくる
はい、いかがだったでしょうか。
ここにいるみんなが
・当たり前のように買ってもらって
・当たり前のように使ってきたランドセルが、
・全然当たり前ではない子たちもいる
ってことがわかってもらえたでしょうか。
で、私の方でランドセルをアフガニスタンに送るこの活動についてちょっと調べてみました。
すると、ランドセル用素材をつくっているクラレという会社が積極的に取り組んでいることがわかりました。
2004年からスタートしたこの活動でこれまで11万個以上のランドセルをアフガニスタンに届けました。
日本で集めたランドセルは、そこからアフガニスタンに輸送します。
日本からアフガニスタンに持っていく費用は、クラレが負担してくれますが、各家庭から国内の集荷場所に送る費用は、送り主の負担です。
つまり、ランドセルをプレゼント(寄付)するのに多少のお金(送料)がかかります。
じゃあ聞きます。
それでも、アフガニスタンの小学生たちが喜んでくれるならいいかな・・・ていう人はいますか?
※一斉に手が挙がる。読む前と明らかに顔つきが違う。
はい。(手を挙げてくれて)ありがとう。
送料は親に出してもらうのではなくて、自分のお小遣いから出すことをおすすめします。
なぜかというと、そういった(徳を積むような)お金の使い方は、巡り巡って何倍にもなって自分に還ってきますからね。
今日家に帰ったらお父さんお母さんに「小学校を卒業したら自分のランドセルをアフガニスタンに寄付(プレゼント)したい!」と相談してみてください。
そしたら間違いなく、「えっ?(汗)突然どうしたの?」ってなるはずですから、今朝のこの時間の話をしてみてくださいね。
はい、それでは時間となりました。
小学校生活最後の読み活かせはこれでお終いにします!
生徒:「ありがとうございました」
経済的な自立を目指せ!キレイごとじゃ生きていけない
※時間切れで子ども達には話せなかったこと。
貧困があるから戦争(紛争)が起きる、そして戦争(紛争)があるから貧困になるという悪循環があります。
もし、経済的に豊かであれば争う理由もなくなります。
日本は幸いにしてアフガニスタンと比べると平和で安全です。
でもだからと言って平和ボケしてるんじゃなくて、早いうちから経済的な自立を目指すべきと考えます。
子どもはもちろん、大人も。
それは、国とか会社とか依存し過ぎず自分でカネを稼ぐってことです。
子どもにおカネのことなんて!と怒り出すかもしれないけど、そんな頭の中お花畑じゃ生き抜いて行けないですからね。
「道徳のない経済は悪だけど、経済のない道徳は単なる寝言」(二宮金次郎)ってわけです。
今回ランドセルを通して現実世界を知ってもらい、平和な日本で暮らす個人がやるべきことは、自力で稼ぐってことですね。
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