こんにちは。
何かと他人を見下す言動をしてくる人っていますよね。
世の中の傾向としては、この手の人は減ってきていると思っていました。
なぜなら、パワハラに対する社会の風当たりが強くなってきましたからね。
が、久しぶりに”マウントしてくる”御仁に出くわしました。
今回は、
- マウンティングおじさんに何をされたのか
- それに対してどうしたのか
- 他人にオーナーシップを渡さないための心理学分析
- マウントをとられた場合の3つの対処方法
- 最悪の1手とその理由
- 対応のビフォー・アフター
- マウンティングおじさんの特徴と上司だったらどうするか問題
についてお話します。
言ってないことを「言った」と言われる
別部署ではありますが、仕事上で接点のあるAさん。
このAさんこそ、いわゆるマウンティングおじさんです。
ある日、Aさんの部署からある重要なことを決める稟議書が回ってきました。
私がそれを読み進めていくと、ある一文に目が止まりました。
それは、
「◯◯の手続きは不要であることを
**部の□□(=私)氏に確認済」
というもの。
それを読んで私は、
と止まりました。
とちょうどその時にAさんから電話が。。
Aさん:稟議書を回したから。急いで確認よろしくー
私:今ちょうど目を通していたところです。
Aさん:「◯◯の手続きが不要」っていうのは、この前電話で確認したとおりだから
私:あ、ちょうどそのことをお尋ねしようと思っていたんです。この件でAさんと電話してましたっけ?
Aさん:したよ。**(私)くんがオレにハッキリ言ってた。だから、稟議書にそう書いたんだよ。
私:え?でも私は記憶にありません。具体的に何月何日のことですか?
Aさん:それはわからない。でも電話して確認したことは確実だよ。
私:(はぁ?いつかわからないって何だよ・・・)
でも◯◯は、この案件を進める上で重要なポイントですよね。そんな重要なことについて何かエビデンスとかないのでしょうか?
Aさん:ない。でも**(私)くんが確かに言ったんだよ。
私: エビデンスもないし、これでは「言った」「言わない」の水掛け論ですよね。そうなるとこちらとしてもその件の確認をしないといけません。
Aさん:何いってんだよ!他の部署にも回しているし、稟議書の変更はできないからな!
っと、最初こんなやり取りがあったわけです。
この時点で私は、
「自分が単にAさんとの電話したことを忘れたのかもしれない・・・」
とも考えました。
でも、
- いつ私と電話でやり取りしたかをAさんが覚えていないというのは引っかかる
- Aさんの方から、この件について切り出してきたのは不自然
- もしこのまま通ししてこの件で問題が起きたら、その責任はこちらで引き受けなければならない
ということを考えると、Aさんに押し切られるまま通してしまってもいいのか、とも考えました。
どうしたもんか・・・
と思っていろいろ確認してみると、なんと決定的なエビデンスが出てきたんです。
それが示しているのは、
・確かに◯◯という手続きは不要である
・でもこの件はメールで完結している
つまり、Aさんとはこの件で電話でやり取りは一切していない
ってことが事実としてわかったんです。
Aさんは「電話で確認した」と断定的な口調で私に言ってきました。
なぜか?
それは、
稟議書で書いてある内容で一旦通ってしまえば、実際にはしていなくても、”事実”になるからです。
つまり、
何かが起きれば、こちらに責任転嫁されるのだ。
私は思いました。
私は、判明した事実を整理しAさんにメールしました。
すると、Aさんから、
「電話したかどうかなんて、ちっさいこと」
「もう過去の話」
「急いでいるから、早く稟議を先に進めてくれ!」
との返信が。
これを読んだ私は、
「過去の話」って・・
「それ、オマエが言うことちゃうやろーー」(なぜか関西弁)
「ごめんなさい」はないのかよ。
と思いました。
そして、
ずいぶんと舐めたことしてくれんじゃんか・・・・(怒)
OK、OK、わかったよ。
Aさんが急いで進めたいこの稟議は、私の中で完全に”後回し”となりました。
その後、
焦ったAさんから、メールでの督促も入るも、かる~くスルー。
また、携帯電話に着信が何度も入るも、番号からAさんからだとわかると、やっぱりスルー。(笑)
で、よーーーーやく、やらかしたことのマズさに気づいたのかAさんから詫び(泣き)のメールが(笑)
そこで、改心したのかな・・・と思って、Aさんに電話を入れました。
しかしそこで、
という信じられない展開になりました。
それは・・・・
電話口のAさんは、相変わらず私のことを「くん」呼ばわりで、マウントを取り始めたのです。
これには私もブチ切れましたね。
私:おい!舐めてんじゃねーぞ、コラ!
こんな”こっすい”マネしてると、他にも何かごまかしたことしてんじゃねーかって見ることになるかんな!時間かけて確認するから覚悟しとけよ。
Aさん:・・・申し訳ありませんでした。
はい、ここまでが実際にあったことです。
心理学的分析:「他人に支配されるシナリオ」を自分で書く
ホットポテトゲームという一種の爆弾ゲームがあります。
これは、
- 集団が輪をくつって座る
- 音楽をかける
- ポテトを順番に回す
- 音楽が止まった時にポテトを持っていた人が罰ゲームを受ける
という集団ゲームです。
ホットな(熱々の)ポテトは手で持つと熱いので、すぐに他人に渡すってところからきていますね。
ハンカチ落しみたいなものです。
で、この手の集団ゲームは、負ける人が最初から大体決まっています。
どんな人かというと、
- 気が弱い
- 周囲の目を気にしてしまう
- 意見を他人に譲りがち
というタイプの人です。
これは、心理学のファニタイングリッシュ博士のホットポテト理論にもとづくものです。
このタイプは、
===================
自分が損をするシナリオを自分で書いてしまっている
===================
のですね。
この理論から、マウントをとられた場合の自分のあり方・対処法が見えてきます。
マウンティングおじんさんへの3つの対処方法
マウントをとってくる人に対して、
【1】言われるがままとりあえず従っておく
【2】受け流す(聞くだけでスルー)
【3】撃退する
という3つの方法があるわけですが、
【1】の「とりあえず従っておく」は、相手との関係を悪くしないための”大人の対応”ってことになるのでしょう。
でも、私からしたら悪手です。
相手をどんどん調子づかせ、こちらの主張はますますしづらくなりますからね。
一時的であれば、【2】の「スルーする」でもオッケーでしょう。
3つの中で最もエネルギーを使いませんから。
ただ、今回の私のように継続的に仕事をしている関係の場合は違います。
【2】の対応をしていると、いつのまにか相手に支配されてしまうようになるので、注意が必要です。
なので、
【3】の「撃退する」っていうのが一番有効です。
これは他人からの不当な支配を受けず、
- 自分で自分の人生をコントロールする
- 自分が自分の人生のオーナーでいる
ために必要なことなのです。
相手を傷つけたら悪いから・・・
自分さえ我慢すれば・・・
という”大人の対応”は職場の人間関係をこじれさせず、サラリーマンのお作法としては◯なのかもしれません。
でも、オーナーマインドに立って考えてみると、
- そんなんキャリアになるんかい!
- 悪い運を自分で引き寄せてるじゃん!
って思います。
相手の方が自分より役職が上だからとかいって、マウンティングおじさんにヘラヘラしているのなんてもう最悪の1手です。
だからマウンティングおじさんに対しては、
「ぶちのめす」一択です。
もちろんその場合、
- 証拠(エビデンス)を揃えておく
- 周りに共有しておく
- 相手の泣き所を知っておく
- ぶちのめすためのロジックを組む
- チャンスを伺う
っていう準備は必要ですけどね。
なおこの件以降、Aさんはマウントをとってこなくなりました。
特徴はわかる!けど上司だったら?
マウンティングおじさんは、実はコンプレックスの固まりで、自分に自信のない人です。
他人からの評価を常に気にする傾向にあり、自分よりも肩書のある人や自信のある人に対して劣等感を持っています。
このため、少しでも自分を大きく見せようと、いちいち反論してみたり、自慢話を始めたり、他人を見下すような言葉づかいになったりします。
相手の粗を探して見下すという考えが根底にあるので、何が何でも相手より上の立場の言い方をしないと気が済まないのです。
頼ってもいないのにしゃしゃり出てきて、アドバイスをしたりリーダーシップを取ろうとするのはこういうことがあると分析しました。
これがマウンティングおじさんの特徴です。
ただ、特徴を把握を掴んだところで、根本的な問題を解決できるわけではありません。
もし、そのマウンティングおじさんが、自分を評価する上司だったら?
今回の私のケースで、Aさんは別部署の人間であったため、遠慮なくぶちのめしました。
でもマウンティングおじさんが自分の上司だったらめんどくさいはずです。
一般的にはそんなしょーもないおっさんにだって従わざるを得ない。
なぜなら、もしぶちのめしてしまったら、自分の評価・会社からの評価に直結するからです。
評価は給料に跳ね返ってくる。
まさに、首根っこを掴まれてる状態。
これが現実のサラリーマン。
だから、「クソがぁ」と心の中で思いながら、ストレスを抱えながら、サラリーマン生活を送るしかありません。
でも、私はそんなふうに他人の人生を生きるのは嫌だから、自分で稼ぐようにしたんです。
キャッシュポイントを複数持ち、会社への依存度が下がれば下がるほど、自分に嘘をついたり、自分の意思に背く理由はなくなっていきますからね。
この記事へのコメントはありません。