私は複数のサイトを運営しているのですが、別のサイトの外注ライターさんが最近離婚したことを知りました。
仮にAさんとしましょう。
Aさんは、私と同年代で、子供あり、住宅ローンありという状況です。
- 離婚の原因は何なのか
- 子供の養育費はどうなるのか
- 住宅ローンはどうするのか
- 今後の生活はどうするのか
といったリアルな質問をぶつけさせてもらいました。
そして、Aさんの同意を得た上で、このことをブログ記事にしています。
世の中的には、毎年20万組以上の夫婦が離婚しています。
離婚件数を婚姻件数で割った離婚率は35%を超えています。
他人事とは思えないんですよね。
40代男の離婚のリアル、迫ってみました。
離婚理由は?
離婚する理由・原因には以下のようなものがあります。
- 価値観のズレ
- 生活のすれ違い
- 性格の不一致
- 金銭感覚の相違と経済問題
- 浮気・不倫
- モラハラ
- DV
Aさんの場合は、どんな原因・理由で離婚したのか尋ねてみたところ、こんなことを話し始めました。
(Aさんは)38歳のときに結婚し、子供が生まれました。
妻から今後子育てにお金がかかるからと、「本業以外に副業でアルバイトをするよう」に言われたんです。
ただ、本業が繁忙期になると、日々の仕事の終わる時間が不規則になるため、時間で拘束されるアルバイトはできなかったんです。
だから、ネットでできるライティングの仕事を受けるようになりました。
これなら、在宅で自分の空いている時間を見つけて仕事ができますからね。
ところが、妻は違った捉え方をしていました。
ネットでの仕事は、汗水流さず楽してお金を稼いでいる胡散臭いイメージを持っていたようです。
妻からは「そんなの(ネットでの仕事)は仕事でも何でもない」と否定され続けていました。
それなのに、本業の仕事が終わって帰ると、
「夕飯食べて風呂に入ったらすぐに仕事して!」
「家事も手伝わなくていい!子どものことも私がするから仕事して!」
と言われていました。
もしAさんの話が本当だとすると、同じ男性目線からだからなのかAさんの奥さんにはツッコミどころがいっぱいですね。
そんなやり取りをしばらく続けたのち、去年の4月頃別居することに。
Aさんの奥さんの言い分では、「(Aさんが)仕事ばかりして家事も手伝わないし、優しさがない」とのこと。
最初は、2人の間でちょっとしたネガティブな出来事だったはずです。
お風呂掃除の仕方や洗濯物のたたみ方などが、「自分のやり方と違う」みたいなささいなものです。
それが積りに積もって別居という形になって現れたのでしょうか。
また、金銭感覚も夫婦の間でズレがあったようです。
本業の給料は全額渡しており、お小遣い制になっていました。
でも途中から、お小遣いをもらえなくなりました。
ライターの副業で稼いだお金は、産まれてくる子どものために貯金していたので手をつけていません。
そのため、クレジットカードで生活していました。
すると妻からは、なぜ借金をするのかと問い詰められ、そこから離婚に進みました。
離婚前と離婚後の気持ちの変化を聞いてみた
Aさんは私に、「離婚は考えていない」と話していました。
離婚は極力回避したいと考え、Aさんは夫婦間にできた溝を埋めようと、努力していたようです。
ただ、離婚後に会って話を聞くと、Aさんの気持ちはもうギブアップ状態でした。
Aさんは、奥さんから
どうしても離婚したい。
と言われたそうで、Aさんが何を言っても話にならなかったそうです。
それで、Aさんは最後に折れたそうです。
40代男の離婚後の生活|子供や住宅ローンはどうなるの?
離婚後Aさんの生活はどうしているのでしょうか。
まず、家族で住んでいた自宅は、別れた奥さんと子供に住まわせているようです。
でも住宅ローンは、Aさんが引き続き返済しています。
じゃあ、Aさんは?というと、Aさんご本人は実家に帰り暮らしているそうです。
奥さんと別れても、妻子のためになんとかフォローしたいと考えているようです。
40代男性の離婚は孤独、立ち直れるのだろうか
Aさんは離婚前に体調を崩してしまいました。
原因不明の難聴や発熱、しびれなどが起こり、本業の仕事を続けることができなくなってしまったのです。
仕事での無理が祟ったのと、奥さんとのやり取りでの心労が原因だったのかもしれませんね。
しかしだからといって、子どもは育てなければならず、養育費や住宅ローンの返済も続きます。
Aさんからいろいろと話を聞いたのですが、正直言って私には衝撃的でした。
Aさんが離婚した理由は、
- 生活費を渡さなかった
- 働かなかった
- ギャンブルなどにはまって浪費と借金を繰り返した
- 日常的に大酒を飲んで暴れた
- 家事や育児を全くしなかった
からではありません。(典型的なダメ男タイプではありません。)
原因・理由を突き詰めれば、Aさんが奥さんを満足させる程の収入を得られていなかったということなのでしょう。
それは事実なのかもしれませんが、Aさんは働く意思を持ち、実際に家族のために身を粉にして働いてきたのにな・・・
私はこんなにもリアルな話を聞くと、Aさんが不憫に思えてなりませんでした。
Aさんと同性・同年代なので、どうしてもAさんの現実や気持ちに思いを馳せてしまうのですが、女性目線からすると、「ちがうだろー!」と今は懐かし豊田真由子元衆議院議員バリのツッコミを受けてしまうのでしょうか。。。
離婚後のAさんの人生は、とても孤独で茨の道を歩むかもしれないと感じました。
収入を得ても、かなりの部分は自分が住むことのない家のローンと養育費に消えてく現実。
ただ、そんなAさんから、プラスの側面も垣間見えました。
それは、奥さんからの圧迫・束縛から開放されたということです。
シビアな現実に直面していくものの、Aさんは新たな気持ちで再スタートをきっています。
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