- 30代・40代の約1/4は貯金ゼロ
- 貯金ある人の平均額は195万円と前年(2018年)より52万円減少
というニュースをネットで見かけました。
調査の主体者は、SMBCコンシューマファイナンスという個人に無担保で金を貸す消費者金融(サラ金)会社なので、調査結果に多少バイアスがかかっているかも。。。^^;
とはいえ、この記事を読んだ時、私は
- サラリーマンは「働き方改革」で残業時間が減少傾向
- ただ、会社を早く上がっても、まっすぐ家に帰るわけではない
- なぜなら、(家に居場所がなくて)なんとなく帰りづらいから
- その結果、夜の街をフラフラするフラリーマンが増加
- 残業代が減って年収が頭打ちだけど、子ども習い事などで支出は増えていく
- いつの間にか貯蓄も減っていた!
みたいなことをイメージしました。^^;
「会社の給料が増えないんだから、貯金なんてできるわけ無いじゃん!」という声はありますが、私はそうは思いません。
- 年収が多い=貯金も多い
- 年収が少ない=貯金は少ない
ではないのです。
現実には年収が高くても、貯金ゼロって人もいます。
今回は、なぜ貯金ができないのかという理由を知り、お金を増やす方法を考えて行きます。
一方で私は、
- 専業主婦になってお金の大切さに気付きました!
- だからファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取りました
- 家計を預かる”主婦の目線で”節約方法を指南します!
みたいな方と、考え方がちょっと違うところがあるかと思っています。
なぜなら、私は40過ぎのオッサンで主婦目線はなかなか持てないですから~(笑)
使うのはモノよりコト、体験に投資しようって話です。
貯金できない人の特徴
貯金ができない一番の理由・原因は支出を把握できていないことです。
手元に残るお金は、収入-支出で計算できます。
毎月収入がほぼ一定とした場合、支出を把握できていないと月末になって結果的に、
・思ったより手元に残ったな・・・ラッキー
・あれっ、なんかいつのまにか消えた・・・
といったことを繰り返すことになります。
これでは貯まる体質には変わっていきません。
支出をコントロールできない人の特徴・行動パターンを見ていきましょう。
新品にこだわる
- 家は新築
- 車は新車
- 家具も新品
というこだわりが強い人は結構います。
例えば、新築プレミアムが乗っているだけで、購入金額が価値をはるかに上回っているケースはたくさんあります。
ローンを組んで購入するとなると、金利負担も加わりますから、さらにキャッシュアウトします。
「月々たった○万円で憧れの○○が手に入りますよ」っていうのは魔法のトークなんでしょうか。
分割払いやボーナス払いで買い物をしている
クレジットカードで買い物をするのは便利です。
ただ、使う方法によってガッツリと手数料を取られるので、気をつけましょう。
分割払い
分割払いは、買い物代金を2~24回など月ごとに分けて支払う方式です。
カード利用ごとに支払い回数を指定するのが特徴で、手数料は支払い回数に応じて変わります。
- メリット:買い物の都度に支払い回数を決めるので、支払い終了の計画を立てやすい
- デメリット:分割払いでの買い物を重ねると、月ごとの支払いが重なり、支払いが苦しくなることがある
ボーナス払い
一定の条件を満たすと、手数料なしでボーナス月にまとめて支払うことができます。
例えば、12月から6月の利用で支払月は8月などカード会社によって締め日と支払い日が異なります。
- メリット:手数料なしで支払いを伸ばすことができる
- デメリット:手元にお金が増えるので消費が増えやすい
リボルビング払い(リボ払い)
リボ払いは、利用可能枠内での買い物であれば、月々の支払いは一定という方式です。
手数料は常に残高に対してかかります。
メリット:毎月の支払いが一定なので、毎月の支払いがしやすい
デメリット:買い物が重なって残高が増えれば、返済までの期間が長くなり、その分手数料が高くなる
・・・一応メリットも形式上あげていますが、このリボ払いこそ、人の金をむしり取っていく仕組みです。
「絶対に利用することないし、案内メールとかイチイチ送ってくんな!」って私は思いますけど、あれだけ盛んに勧誘しているってことは、利用している人が一定数いるってことですよね。
高額な買い物しても月々の支払いが数千円と一定額で済むから助かるわ~っていう人もいるんでしょうね。。
知っているか知らないかだけの差なのですが、これが搾取する側、搾取される側を分けるってことに気づかなければなりません。
カード利用は、翌月一括払いに決まりですな。
私はそれ以外選択したことがありません。
「とりあえず」「なんとなく」「どうせならいいものを」の支出が多い
- ふらっとコンビニやスーパーに立ち寄る
- コーヒーはスタバが定番
- 国産・有機野菜にこだわりがある
- 新しいもの、流行りものが好き
というのが習慣になっていたりしませんか。
こだわり始めるとキリがありません。
そういう消費行動をする人はきっと、
- 自分へのご褒美が好き
- タイムセール、セール品に弱い
という傾向もあるのでしょう。
まとめ買い・大人買いが多い
コストコみたいなところでは大容量のものが売っていて、普段購入している少量のものと比べると、1個あたりの単価は安くお得に感じます。
この記事を書いていてパッと思い浮かんだ例だと、ポテトチップスだとかパイの実のようなお菓子類。
でっかい袋に入ったお得用サイズがあって、1個あたりの単価が安いから「これは買いだ!」とついつい手が伸びてしまいます。
で、どうなるかというと、やめときゃいいのにバクバクボリボリ・・・と普段よりも高速かつ大量に消費するパターンに陥ります。
大人買い・まとめ買いしたけど、結局使い切らなかったということもありますよね。。。もったいない。
こういう行動は、支払額が増えて結局高く付くことがあります。
月額サービスを使い過ぎている
例えば、携帯ショップとかで契約した時、目新しいサービスを勧められたことはありませんか。
「月額○百円で映画やドラマが見放題!今なら何と2ヶ月無料です!」みたいなやつ。
無料期間が終わったら自動的にサービスが停止して、課金されないようにしてくれればいいんですけど、そんなことはまずありませんね。
こちらからサービス停止を申し入れなければ、延々と課金されていく仕組みです。
自動引落なのでお金を使っている感覚が薄れてしまい、いつの間にか支出しているのを狙った作戦ですね。
私は、後から自分でサービス停止の手続きをしなければならないようなものは、最初から申し込まないというマイルールを定めています。
ポイントに振り回されている
世の中には、還元率が高いからといってポイントを貯める目的で不必要な消費をする人がいるそうですね。
お金を貯めるには「使わないこと」が原則です。
貯金用と生活費用の銀行口座が一緒になっている
貯金を増やしたいなら、生活費用の口座と貯金用の口座を分けることです。
このときのポイントは、収入として入ってきたお金から、最初に「手元に残すお金(貯金するお金)」を貯金用の口座に入れておくことです。
これを自動化、仕組み化で実施しましょう。
残ったお金が、生活費用に使えるお金です。
最初に貯金する金額が別口座に控除され蓄積していくことになるので、貯金は確実に増えていくことになりますよね。
自動化・仕組み化知ていますから、「貯めるぞ!」とい意思の力も必要ありません。
これ、とっても大事なことだと私は思います。
ケチな私が重視するお金の使い方:体験への投資
私はここで、「貯金の額が多ければいい、少なければ悪い」ということが言いたいのではありません。
自分で収支のバランスが取れていれさえすれば、車が趣味だからローンを組んで本当に欲しいクルマを購入したっていいでしょう。
やりたい事をひたすら我慢し、限りある人生の残り時間をすり減らしてまで貯金する事に、意味を感じません。
私の場合は、モノへのこだわりがないから、ブランド品とかを追っかけていないだけです。
そういうものを手に入れたとしても、ほとんどの場合、それは資産でもなんでもなく、換金しようとすると二束三文でしか処分できないものです。
ケチな私の消費行動はこんな感じです。
- 自分の家は、30年超の木造戸建をリフォームしたもの
(投資物件は新築w) - クルマは親戚が新車を買い換えるときに譲ってもらったもの(走行距離7万キロ以上)
- ダイニングセットはリサイクル品
それで十分だと私は思っています。
(それ自体、持っていても何もキャッシュ・フローを生み出すものではないですしね)
私が重視するのは、モノより体験への投資です。
体験と言っても、ディズニーランドに行ってベイエリアのリゾートホテルに泊まりたいっていう価値観は私にはありません。
そもそも人混みがキライだし、ミッキー萌えでも何でもないですからねw
私が最近贅沢な体験をしたな思うのは、子どもと一緒にカヌーで世界遺産の川を下ったことですかね。
もちろんひとりじゃ行けないからガイドをつけました。
大自然中をテントを積んでカヌーでくだっていく、聞こえてくるのは川の流れの音と鳥の鳴き声。
こういう体験への投資こそ、お金で買えない価値だと思います。
人生の終期に「ああ楽しかったな、いい人生を駆け抜けたな・・・」と感じたいじゃないですか。
まとめ
今回は、貯金ができない人の特徴について書きました。
貯金ができるできないは、年収の多い少ないとは別の話です。(年収が少なくても貯金はできる)
貯金ができない一番の理由・原因は、支出をコントロールできていないことにあります。
その行動パターンは、以下のようなものでしたね。
- 新品にこだわる
- 分割払いやボーナス払いで買い物をしている
- 「とりあえず」「なんとなく」「どうせならいいものを」の支出が多い
-ふらっとコンビニやスーパーに立ち寄る
-コーヒーはスタバが定番
-国産・有機野菜にこだわりがある
-新しいもの、流行りものが好き
-自分へのご褒美が好き
ータイムセール、セール品に弱い - まとめ買い・大人買いが多い
- 月額サービスを使い過ぎている
- ポイントに振り回されている
- 貯金用と生活費用の銀行口座が一緒になっている
ケチな私のお金の使い方についてもご紹介しました。
私は貯金一辺倒には抵抗があります。
アクセントを付けて、価値のあると自分が思うものには思い切ってお金を使っていいかと思います。
人生を充実させるために。
私の場合は、「体験への投資」ということになります。
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