資産構築・運用・管理

親の死への準備でわかった失敗しない葬儀社の選び方と互助会解約トラブルの闇

葬儀を行う場合、一番何が重視されるのか。

7-8割の人は費用を重視することがアンケートでわかっています。

ただ、葬儀を何度も経験し何にいくらかかるのかを熟知している人は少数でしょうし、普段は関心もないので調べることもしません。

私もそうでした。

そもそも、料金設定が不明瞭でブラックボックスなイメージもあります。

そんな私は、父親の葬儀が終え、今では心身ともに落ち着きを取り戻しつつあります。

今回は葬儀に関して、自らの経験をもとに振り返ってみることにします。

葬儀には、3つのパターンがあります。

  • 本人が亡くなってから家族が手配するパターン
  • 本人が生前に自分で準備しておくパターン
  • 家族が事前に準備しておくパターン

これらのパターンでどれを選ぶべきか、どれを選ぶべきではないかを含め、ユーザー視点に立って葬儀に関するカラクリを暴露します。

本人が亡くなってから家族が手配するパターン

結論から言うと、これが一番やっちゃいけないパターンです。

年間の死亡者数は137万人ですが、その8割型は病院で亡くなります。

出典:厚生労働省「人口動態総覧の年次推移」

病院で最期を迎えると、遺族に対して「葬儀社はお決まりですか」と聞いてきます。

これは案に早く「次の患者のために、早いとこ病室を明け渡してね」と言い換えることができます。

ここで、予め本人や家族が準備していたら「はい、決まっています。」と言ってスグに電話一本入れれば、コトは次へと進んで行くことになります。

でももし決まっていない場合は、病院側からは「(葬儀社を)ご紹介しましょうか」と打診を受けることになります。

事前に何も準備していないと遺族は、ついつい「ではお願いします。。。」と言ってしまいがち。

悲しみに直面している遺族にとっては、病院からの親切な申し出に映るかもしれませんが、これは最も高くつくパターンです。

病院には、遺体を病院から搬送するサービスを行う出入りの指定業者がいます。

病院が指定業者に紹介すると、指定業者から病院に紹介料(リベート)が支払われる仕組みです。

指定業者が支払う原資は結局遺族が負担することになります。

葬儀の知識が乏しい遺族が悲しみの中で冷静な判断はできることはまずないでしょう。

「葬儀社はお決まりですか」
「ご紹介しましょうか」

は全て親切心からではなく、ビジネスも絡んでいるということを忘れないようにしたいです。

本人が生前に自分で準備しておくパターン

我が家の場合は、当初このパターンとなる予定でした。

父が自分で互助会に加入していたのです。

互助会は、将来の葬儀に備えて毎月数千円といった単位で、少しずつ積み立てておくシステムです。

父が加入していたのは、自分用に30万円コース1本と母用に20万円(10万円✕2本)コース。

合計50万円相当のものです。

「一式」とか「セット」という言葉の響きからすると、それで葬儀がまるっとできてしまう印象がありますが、そんなことは決してありません。

喩えるなら、ハンバーク定食をオーダーしたのに、鉄板とサラダとライスとスープの器しか出てこなくて、ハンバーグを食べたいなら別途肉を追加オーダーしなければならない、みたいな感じです。

・・・オイオイとツッコミたくなりますけが、葬儀社もビジネスです。

  • 相手に知識がない
  • 情報を収集する時間がない
  • 冷静な判断ができる精神的余裕がない

という状況を作り出せれば、価格を高く設定できるということはあります。

私がなぜ互助会のカラクリを知っていたのかというと、祖父母の葬儀で同じ互助会・葬儀社を利用していてその時の明細を事前に確認できたからです。

祖父のときも事前に30万円コースに入ってました。

しかし結局、なんだかんだで追加されていて、結局その時喪主であった父は、葬儀社に130万円くらい払ってましたかね。

いいカモにされたなー(苦笑)
ボロい商売だなーって思っていたんです。

だから、父に予め説明して断りを入れた上で、別で葬儀をすることにしていました。

互助会の解約手数料に関するトラブル

父の葬儀が一段落してから、積立満了していた50万円分の互助会費の解約手続きに移りました。

互助会の解約については、トラブルがよくあることをネットなどから知りました。

どんなトラブルかというと、解約手数料をごっそりと持って行かれるというもの。

過去には訴訟にも発展していて、消費者側に有利な判例・業者側に有利な判例それぞれありました。

手数料率でいうと約2割といったところ。

解約の書類が届いてみると、私の場合もそうなっていました。

解約手数料の根拠として、口座管理料など10の項目が挙げていましたが、例えば投資信託の解約手数料でもせいぜい3%ほどということを考慮すると、随分と持っていかれるもんだな・・・という印象。

経済産業省や非営利団体の相談窓口に何か手はないものかと掛け合ってみましたが、結局なすすべなし。

かなり理不尽と思える条件となっていても、互助会の加入に際してサインをしたのは父なのですから。

大人しく泣き寝入りするしかありません。

一番いいのは、そもそもこんな互助会になんて入らないことです。

もっとも相談窓口の人曰く、最近は互助会のカラクリが明らかになってきていて、加入する人も少なくなっているのだとか。

そりゃそーだ。

今後廃れていく制度、それは互助会ですな。

家族が事前に準備しておくパターン

父が加入した互助会を通しての葬儀をやめて、私は自分で葬儀社を検討しました。

重視したのは、価格の明瞭性。

費用に関しては、葬儀をあげる際にだれもが重視しているポイントなんですね。

出典:株式会社よりそう「葬儀に関する実態調査」

 

葬儀費用がたくさんかかった、思いの他少なかった以前に、納得感のある葬儀をして送り出したいって気持ちです。

費用が安いといってもあまりにもケチケチで貧素な葬儀でも困りますが、かと言ってこのコロナの時期に盛大に葬儀をしても仕方ないし。

その点、小さなお葬式での家族葬というスタイルは、私にとって非常に理にかなったものでした。

葬儀社で葬儀を行うのは、主に2つの方法があります。

  • ひとつは、葬儀社に直接依頼する方法
  • もうひとつは、葬儀の手配サービス会社を窓口とし、そこから葬儀社を手配してもらう方法

一般的に、モノやサービスを購入するのに中間業者が入ると費用が高くなることが多いです。

ただ、私が事前に各種資料を取り寄せて検討してみた限り、葬儀に関してはなぜか葬儀社に直接依頼ではなく、葬儀の手配サービスを経由して葬儀を頼んだ方が割安の印象でした。

実際に私が選んだ葬儀の手配サービス会社は、料金設定が明瞭で早めに資料請求(無料)しておくと「早割」の割引が受けられる。

受けられるサービスが変わらないし、誰しもいずれ葬儀をすることになるでしょうから、いざそのときになってその葬儀サービスを使う使わないにかかわらず無料で資料請求だけはしておきたいものです。

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