資産構築・運用・管理

私のつみたてNISAおすすめ銘柄と理由:ニッセイ外国株式インデックスファンド

つみたてNISAの口座を開設したけど、どの銘柄・ファンドを選んだらいいのだろう・・・

今回は、そんな投資初心者のあなたにおすすめの1本をご紹介します。

それは、ニッセイ外国株式インデックスファンドです。

私が実際に自分のポートフォリオに組み込んだこのファンドをおすすめする理由は5つあります。

  1. 信託報酬が低いから
  2. 純資産の規模が大きいから
  3. マザーファンドがあるから
  4. 運用期間が長いから
  5. 運用実績がよいから

今回は、これらの5つの理由について初心者でもわかりやすいように解説していきます。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの商品概要・特徴

まずは、この銘柄の概要と特徴を整理しましょう。

  • 商品名: ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 委託会社:ニッセイアセットマネジメント株式会社
  • 設定開始:2013年12月
  • 運用スタイル:インデックス
  • 投資対象地域:グローバル(日本除く)
  • 投資対象資産:株式
  • 信託報酬 0.11772%(税込)
  • その他手数料:購入時・換金時の手数料無料

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドです。

日経平均とか東証TOPIXとかはニュースとかでやっていて知っているけど、なんだこのインデックスは・・・(今さら人に聞けないよ・・・)?

と思いませんでしたか。

MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動とは?

一言で言うと、MSCIコクサイ・インデックスは世界的に最も知られる指数のひとつです。

1986年3月末に算出が開始されてから30年の実績のある指数で、多くの投資家にとって日本を除く先進国株式投資の指標(ベンチマーク)になっています。

これは、MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する世界の株式を対象とした指数、MSCI All Country World Index (ACWI:アクイ)から、新興国と日本を除外したものです。

また、MSCI World Index (MSCI先進国株指数)から日本を除いたインデックスでもあります。

日本を除く世界の先進国22カ国に投資を行うことで、各国の時価総額の80%以上カバーします。

MSCIコクサイ・インデックスに連動するファンドを1本購入するだけで、世界経済の成長を自分の果実として取り込めるなんて凄いですよね。

ここまでで商品概要と特徴を説明したので、次からはいよいよ、私がニッセイ外国株式インデックスファンドをおすすめする(私が実際に選んだ)5つの理由をお伝えします。

おすすめの理由1:信託報酬が低い

資産運用の初心者にとっては、運用コストの差は運用成績に直結しますので、低コストな銘柄を選んだ方がお金を増やしやすいと言えます。

なので、私はまずアクティブ型ファンドかインデックス型ファンドかの選定で、手数料の低いインデックスを選びました。

アクティブファンドで信託報酬が高くても、高い運用成績をあげ続けてくれればいいのですが、それがなかなか難しいことは私の経験から感じています。

次に、MSCIコクサイ・インデックスに連動する他のファンドとも比較してみましょう。

MSCIコクサイ・インデックスに連動するファンドには、他にも例えば以下のものがあります。

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
  • i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)
  • たわらノーロード 先進国株式
  • つみたて先進国株式

こういった中で、ニッセイ外国株式インデックスファンドは信託報酬が最低水準なのです。

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.10789%
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772%
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 0.20520%
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 0.20520%
たわらノーロード 先進国株式 0.21600%
つみたて先進国株式 0.21600%

 

ここで、あたなはこう思ったかもしれません。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの方が低いじゃん!

なんでこっちを選ばないんだ・・・

と(笑)

おすすめの理由2:純資産の規模が大きいから

はい、その通りなのですが、その疑問にお答えするために、次は純資産(資産残高)の規模に注目してみましょう。

ファンド名 純資産(億円)
ニッセイ外国株式インデックスファンド 1,234.2
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 472.2
たわらノーロード 先進国株式 353.3
つみたて先進国株式 45.1
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 23.4
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 1.2

※2019年6月現在

私は、ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産の方が、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスなど他のファンドの純資産よりも大きかったから選びました。

なぜ、純資産の規模が大きい方がいいのでしょうか。

それは、純資産の規模が大きい方が安定的に運用できるからです。

もし純資産の規模が小さければ運用が困難になり、繰上償還されるリスクがあります。

繰上償還とはファンドが解散するようなイメージで運用自体がストップしてしまうということです。

また、ベンチマーク(MSCIコクサイ・インデックス)に連動することを目指すのがインデックスファンドの特徴なのですが、純資産の規模が小さければ、指数の動きと乖離してしまう可能性が高くなるのです。

大きいファンドを選んでおけば、繰上償還されるリスクもインデックスと乖離するリスクも減ることになります。

だから「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」よりも「ニッセイ外国株式インデックスファンド」なのです。

おすすめの理由3:マザーファンドがあるから

一般的に投資信託では、マザーファンドがあると値動きが安定するとも言われています。

マザーファンドとは、複数のベビーファンドと呼ばれる投資信託から資金を預かり、それをまとめて運用する投資信託のことです。

仕組み図はこちららです。

マザーファンドとベビーファンドを分けて運用する方式のことを「ファミリーファンド方式」といいます。

なぜ、わざわざ「マザーファンド」を通じて株式などに投資するのか。

それには以下のような理由があるからです。

  • 運用管理が効率化されるから
  • 規模のメリットが得られるから
  • 売買コストの削減効果も高まるから

おすすめの理由4:運用期間が長いから

ファンドの将来の成績は誰にもわかりません。

将来はケ・セラ・セラなのです。

ただ、ファンドの未来を予測するための材料は、過去の運用成績になります。

過去の運用成績の期間が長いほど、未来の予測をする材料が多いという事になります。

だから 運用期間がある程度長いファンドの方がきちんと選べば 運用期間の短い投資信託よりも未来を予測しやすく安定的に稼げる可能性が高いのです。

ファンド名 運用開始
ニッセイ外国株式インデックスファンド 2013年12月
たわらノーロード 先進国株式 2015年12月
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 2016年9月
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 2017年2月
つみたて先進国株式 2017年8月
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 2017年11月

もちろん、運用期間が長いのが無条件でいいというわけではありませんのであしからず。

おすすめの理由5:運用実績がよいから

過去の運用成績は、ファンドを選ぶ上でわかりやすい指標ですね。

運用成績を比較しても、ニッセイ外国株式インデックスファンドが良好であるとがわかります。

(%) eMAXISSlim先進国株式インデックス ニッセイ外国株式インデックスファンド たわらノーロード 先進国株式 つみたて先進国株式 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) Smart-i 先進国株式インデックス
リターン(6ヵ月) 6.6 6.57 6.57 6.55 13.51 6.38
リターン(1年) 2.31 2.29 2.22 2.21 2.21 2.03
リターン(3年) 46.27 46.86

※2019.06.21時点

まとめ

つみたてNISAの口座を開設したけど、どの銘柄・ファンドを選んだらいいのか悩んでいるあなたに向けて今回は記事を書きました。

私が実際に運用ポートフォリオに組み込み、おすすめするのはニッセイ外国株式インデックスファンドです。

繰り返しになりますが、その理由は5つです。

  1. 信託報酬が低いから
  2. 純資産の規模が大きいから
  3. マザーファンドがあるから
  4. 運用期間が長いから
  5. 運用実績がよいから

あなたの銘柄選びに役立てば幸いです。

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