私は会社員としての顔と複業のオーナーとしての顔を持っています。
サラリーマン思考とかオーナー思考という言葉をどこかで聞いたことありますよね。
その意味もなんとなく知っていると思います。
私は最近まで「オーナー思考」について、あまり深い意味での理解ができていなかったな・・・思っています。
自分自身がオーナーになって初めて、肌感覚で「なるほど!こういうことだったのか!」と気付いたのです。
オーナー思考の「働く」は、サラリーマンや多忙な個人事業主の「働く≒労働」とは、目的が決定的に違います。
もしあなたの収入源が会社からの給料1本だけで、これから複業でキャッシュポイントを増やしたいと考えているのであれば、事業を自動化させてほったらかして収入を得るための心得(オーナー思考・マインド)を知ってほしいと思います。
今回は、会社員でありながらオーナーでもある私の気付きをシェアしますね。
サラリーマン思考:時給✕時間
よくこんな声を聞いたことはありませんか。
- 「ウチの会社は残業や休日出勤は時給がアップするんだ」
- 「土日も仕事か頑張ってるなぁ」
- 「働けるうちに働いておかないと」
- 「有給なんて全然取っていないよ~」
確かに、働けば働いた分給料が増えることになるので、嬉しかったりします。
ただ、これこそ、典型的なサラリーマン思考から出てくる発言です。
サラリーマン思考だと、夜遅くまで頑張った、休日も出勤した、というやる気アピールや、ノミニケーションが効果的で、それが上司からの評価につながったりします。
このループを高めようとするのですね。
- 時給✕時間 →給料
- 時給✕時間↑ →給料UP
- 評価↑
- 時給↑✕時間↑→給料UPUP
私なんかは、そういった「残業してます感」とか、「過剰な忖度」とかがヘッタクソな不器用サラリーマンです。
できれば、他の人と同じように器用に生きれたらな・・・と思うことはありますけどね。^^;
ただ、いくら時間を切り売りして、一時的に給料が増えたところで、死ぬまで働き続ける生活は変わりません。
サラリーマンの中には、組織に縛られない働き方を夢見て脱サラする人もいて、サラリーマン時代と同じかそれ以上長時間働いている人もいます。
独立する前は、
「自分のお店を持って一国一城の主だ」
「自分の好きなスタンスで仕事をしていこう」
と希望を持っていいたはずですが、独立をして希望すらなくなってしまう人もいます。
原因のほとんどはこれに尽きます。
自分が事業の売上の仕組みに入ってしまっているから。
自分が事業の売上の仕組みに入ってしまうと、脱サラだ!独立だ!といってもやっていることは、労働そのものです。
しかも、サラリーマンと違って何の保障もないのです。
一体何が間違っているのでしょうか。
それは、自分が売上に加担しようとすることがそもそも間違いです。
本来、自分と事業は切り離して考えるべきなのです。
オーナー思考(マインド):プログラム・人の活用
では逆に、自動的に売上を上げるためには何が必要なのでしょうか。
自動化でキャッシュを生み出す正体があるとしたらそれは何なのでしょうか?
それは
- プログラム
- 人
です。
ビジネスを自動化させるのは、この2つしかありません。
もしあなたの周りで全く働いていないのに、莫大な収入を得ている人がいればその人は、「プログラム」または「人」を上手く利用しています。
1つずつ見ていきましょう。
プログラム
「プログラム」というと、何か難しいコードやプログラミングを思い浮かべるかもしれませんが、自分でコードを書くという意味ではありません。
私は、インターネットを使ったビジネスをやるのは必須だと思っていますが、インターネット自体がプログラムです。
インターネットは、プログラムで動いています。
ティム・バーナーズリーという計算機科学者が開発した、World Wide Web(WWW)という「プログラム」のおかげで、
私達は常にインターネット上で多くの人が繋がることができます。
インターネットを中心としたビジネスをしている業者(個人・法人問わず)が、少ない人数で大きな利益を得られているのは、この「プログラム」による自動化が大きいのです。
たとえば上場企業の一覧を見ても、IT系の企業は他の業種に比べて極端に従業員数が少なく利益率が高いです。
上場企業の平均利益率が4%と言われる中、IT企業の利益率は50%前後だったりします。
これは正に商品から販売方法まで何から何までプログラムで動かしていることにつきます。
働いている社員は更に「プログラム」を書く、プログラマーやエンジニアがほとんどだったりします。
プログラムを利用することによって、事業を自動化できます。
例えば、セールスレターを書いてインターネット上にアップしておくことは、24時間働く文句を言わない営業マンを雇っているのと同じことです。
あなたが何もせずに、売上を上げてくれる可能性を秘めています。
よく”ネット上に自動販売機を置く”というような表現をしたりしますが、まさしくそれですね。
そして2つ、3つと増やして収入源を増やしていくことが可能になります。
なぜなら、お金を稼ぐのに自分の貴重な時間を切り売りしているわけではないのですから。
1人でも月に何百万、何千万という金額を稼げることができてしまうのは、完全にこの「プログラム」のよる自動化なのです。
これが正体の1つです。
人
そうしてもう1つの事業の自動化の正体は、「人」ですね。
これは当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、意外にその当たり前をやっている人は少ないのです。
自分の事業は自分以外の「人」が回している状態です。
つまり、自分は事業オーナーということですね。
私の知り合いで、繁盛しているラーメン店のオーナーがいます。
その方は、激戦のラーメンの業態で成功させて、2店舗目、3店舗目とビジネスを拡大させています。
1店舗目のときは、自らがうまいラーメンを作って店を切り盛りしていましたが、現在その方が厨房に立ってラーメンを提供する姿を見かけることはありません。
人を雇い、ラーメンの作り方を教え、新たな店舗の開発を行い、そして開店した店を腹心のスタッフに任せる・・・このサイクルを繰り返すことによって、自分自身はどんどん売上を上げる仕組みから離れていくことができます。
これらはすべて自分以外の「人」によって事業を動かせています。
50歳代や60歳代の経営者や事業オーナーって、なんかすごい人格の出来ている方だったり、人情深い方が多いと思ったことないですか?
それは、それだけ「人」を動かす力を持っているからなんです。
その世代に人たちは、インターネットが普及していなかった世代の人たちです。
プログラムで動くのは工業製品ぐらいのもので、自分と事業を切り離すためには「人」を動かすしかなかったんですよね。
なので、彼らが「人」を動かすための掌握術みたいなのが優れているのも事実です。
良い意味で、ですよ。
しかし、「人」というのは感情を持っていますので、感情を持っている「人」を動かすのはそう簡単ではありません。
事業オーナーも経営者も、「従業員が思うように動いてくれない」というのが悩みのほとんどです。
そう考えると、インターネットを使ったビジネスは「プログラム」によって自動化できる場面が多くあって魅力的です。
別に、自分でプログラムを書く必要はありません。
今は既に便利なツールがたくさんありますから、そういうのをどんどん利用していけばいいのです。
もちろん、いきなり何でもかんでも自動化することは難しいです。
最初は自分が売上を上げるためのシステムに入って、労働をすることも多々あります。
しかし、最初から自動化を意識してやるのとやらないのとでは、後々大きく変わってきます。
一度がんばれば、後は自動でキャッシュが生まれる仕組み。
ここを最初から目指す、というのがオーナー思考でありマインドです。
この思考・マインドセットは字面では以前から知っていはいましたが、自分が実際にオーナーになって肌感覚で掴めて気がします。
まとめ
サラリーマンとオーナーの思考の違いについてお話しました。
サラリーマンは、時給✕時間で、もうら給料を考えます。
収入を生み出す資源(リソース)は、あくまでも自分自身。
副業に取り組んで、ダブルワーク・トリプルワーク・・・となると、24時間をどんどん切り売りしていく結果になります。
働きすぎて健康を害して働けなくなったら、収入はそこで途絶えてしまいます。
一方、オーナー思考の人は、プログラムand/or人を使い、自分がその場にいなくても売上があがるような仕組みをつくります。
その仕組みがうまく行くかどうかの責任は、全てオーナー自身が取ります。
お金を手にするのに、「時給」という発想はないのです。
仕組みをつくるのにたとえ何百時間・何千時間かけても、最終的に売上が立たなければ報酬はゼロです。
でももしいい仕組みができれば、あとは自分がどこで何をしていても、どんどん自分のポケットにお金が入ってきます。
- 会社員生活で身に付いてしまったサラリーマン思考で、「副業」のダブルワークに取り組み、時間と引き換えにして確実に小遣いをゲットする
- 会社員のうちにオーナー思考を身に付け、「複業」に取り組み、将来の不労所得につながる仕組みを構築する
これを選ぶのはあなたの自由です。
私はサラリーマン生活の中で、不条理な扱いを受けたこともあり会社に過度に依存するのはよくないと実感しました。
私と同じような感覚を持っているけど、どうしたらいいか・・・会社組織の中で燻っている人を、私は自分の失敗や経験をもとに、引き上げて行きたいなと考えています。
この記事へのコメントはありません。