今回は自分を知る方法についてです。
質問には2種類があり、正しい順番で質問を自分に投げかけて棚卸しをすれば、効果絶大ですよって話をしていきます。
逆に、質問の順番を間違えると、迷走し始めるので注意です。
このサイトを読んでくれているあなたは「自分を変えたい!」と思っているのではないでしょうか。
もしかしたら、
- 心理カウンセリング
- 自己啓発のセミナー
などを受けたことがあるかもしれませんね。
私は自分の経験から、自己啓発セミナーは金のムダ!という結論に至りました。(笑)
(ご参考)
たとえ心理学の専門家から「あなたはこういう人です」と言われたとしても、「はぁ、そうなんですねー」という反応しか、しようがないのかなと思います。
合理的な性格なので「・・・で?」ってツッコミを入れてしまいそうです。^^;
自分のことは自分が一番わかっているようで、わからない・・・ということはよく言われますよね。
「半分はそうかなと思いますが、もう半分はやり方がまずいから」と私は思います。
自分の棚卸しは、自分自身に対して質問を投げかけ、自分で答えるという地味な作業です。
実は、質問には2種類あります。
- どんな種類の質問なのか
- どういう順番で質問したらいいのか
ということについてお話していきますね。
お楽しみに!
質問には2種類ある!
質問には、
- 思いだせば、答えられる質問
- 考えなければ、答えられない質問
の2種類があります。
2種類あるうちの“考えなければ、答えられない質問”は、 答えることが難しいです。
何故なら、その答えは暗黙知であり、質問された本人でも、答えをはっきりと認識していないからです。
自分の知るのに迷走する原因は“質問の仕方”にあった
よく、自分を知るための「○つの質問」や「心理テスト」でこんな質問を見かけたことはないでしょうか。
例えば、
- あなたはどんなことが好きですか
- 好きな場所はどこですか
- 一緒に居たい人はどんな人ですか
- あなたの性格を教えてください
- 明日で地球が終わるとしたら、何をしますか
- もし、人間の平均寿命が40歳だったらどういう生き方をしますか
- 「昔の思い出を全部失うか、創造力を捨て去るか」を選ぶならどちらにしますか
といったものです。
こういう質問にどう答えますか?
きっと、「うーん・・・(汗)」と固まってしまうものもあるのではないでしょうか。
こんな質問にいきなり向き合うと、「自分を知る」という目的に到達するまでに迷走します。
最初に「考えなければ、答えられない質問」だとどうなるか
先ほどあげた質問を自分に投げかけると、なぜ自分の棚卸しがうまくいかないのでしょうか。
それは、それらの質問が“考えなければ、答えられない質問”だからです。
普段から「どんなことが好きなのか」を考えて生活しているわけではないですよね。
この例に限らず、多くの質問は、
- どうして(Why)
- どんな(How )
- どうやって(How to)
といった質問で、これらは“考えなければ、答えられない質問”です。
普段仕事上でも例えば、
「御社の課題はなんですか?」
「どんなニーズをお持ちですか?」
なんてことを唐突に尋ねられても、
「あー・・・」
「うー・・・」
となってしまいませんか。
まずは「思い出せば、答えられる質問」で考える材料を
では、どんな質問を棚卸しに取り組む自分に投げかければ、自分自身を深掘りしてけるでしょうか。
それは、まず“思い出せば、答えられる質問”を投げかけてみることです。
例えば、
- 「どこの高校に行ったのか」
- 「大学での学部は何か」
- 「最後の部活の大会での成績は」
- 「社会人になって最初の配属はどこか」
- 「どこの会社に転職したのか」
- 「パートナーと出会ったのはいつか」
といった質問は「全て思い出せば、答えられる質問」ですよね。
これは、言ってみれば自分の過去の出来事です。
時系列で、自分の過去にあった出来事について答えているうちに、考える材料が浮かんできます。
その出来事についてのキーワード、イメージが浮かぶと、その時に思ったこと、感じたことが蘇ってきます。
例えば、
- 高校受験に失敗して、自分の努力不足に気付いたな
- 大学受験で希望の大学に入れたときは、達成感を感じたな
- ラグビー大会でチームは勝ち進んだけど、自分はその時ケガで出られなくて、内心複雑だったな
- 凄い上司の下で働いていたときは、大変だったけど充実していたな
- その後直後についた上司はしょぼくて、ソリが全然に合わず辛かったな
といったことです。
関連記事:
このように、自分の棚卸しをするときは、
「思い出せば、答えられる質問」
↓
「考えなければ、答えられない質問」
という順番で、自分に質問を投げかけましょう。
そうすれば、頭の中に考える材料が並び、その時の記憶・情景や感情が蘇ってきて、自分を深掘りしていけます。
ワークシートに取り組んで自分を再発見する
棚卸しのワークシートのフォーマットは以下のようなものです。
パッとみれば、無機質なただの表です。
自分の過去を振り返り、このワークシートを埋めていくことについて、気が重くなることもあるかもしれません。
このワークシートの作業は、ハッキリ言って
- 地味で単調
- 結構エネルギーを使う
- 思い出したくもない過去もある
というシロモノです。
でも、「絶対に自分を変えたい!」「自分が変わりたい」と思ったので、私はこのワークシートに取り組みました。
自分を変える第一歩は、これです。
心理カウンセラーでもなく、自己啓発セミナーでもなく、自分自身が変わる原動力です。
出来事を埋めて、人生の転機に着目してみてください。
- 楽しかったこと
- 辛かったこと
- 悲しかったこと
- 腹が立ったこと
などたくさんの感情が動いたはずです。
あの時、何を、どう感じたのか、今はどう思っているのか、過去の自分との対話を通していけば、自分をより深くしることができるようになります。
40歳を過ぎてからやったって、全然OKです。
何も恥ずかしいことはありません。
ワークシートについて詳しく知りたい場合は、
『自分を変えたい?棚卸しワークシートで行動につなげよ!』
も併せてお読みください。
私は、年齢ではなく「自分を変えたい、成長したい」と思って具体的に行動しようとする人を応援していきたいと思っています。
この記事へのコメントはありません。