どうも、複業オーナーのノビです。
お金を借りたいですか?
手元にお金が無くて、支払い期限が迫っているような場合、ワラをも掴む気持ちで「お金を借りたい!」という気持ちになりますよね。
その気持ちはわかります。
今回は、「お金に関しての間違ったやり方は、最悪な事態の至るまでの時間稼ぎでしかない」というお話です。
実は最近、私の身近なところで自己破産が相次いでいます。
最近起きた人は、不動産・建築関係の会社の社長でした。
会社を倒産させ自己破産に至った原因は、資金繰りに行き詰まったことです。
私はその社長とは親交が深く、
「資金が足りない・・・」
「新たにお金を借りたい」
「資金調達の方法を教えてもらいたい」
という相談も受けていました。
それだけに、私としてもショックが大きかったです。
ただ、社長との直前のやり取りを振り返ってみると、倒産→自己破産となるサインは既に出ていました。
それは、私がその社長に送った1本のメールに対する返信の内容から。
返信されてきたメールの内容から、私はその後の顛末を確信したのです。
今回は、自己破産直前における私と社長とのメールのやり取りを赤裸々に公開します。
なぜそれを公開してしまうのか。
それは、「自己破産というハードな解決方法は、できるだけ回避してもらいたい」と私は考えているからです。
お金がらみの失敗、借金・資金繰りに関する失敗には、パターンがあります。
「こうすれば、こういう結果になる」というパターンです。
間違った対応方法は、最悪な結果に繋がります。
だから、今回の記事を読んで学んでいただきたいのです。
私が社長に送ったメールの内容
こちらが、私が送ったメールの内容です。
事前に直接ヒアリングをして、
このメールを後日送りました。
**さん(社長の名前)
こんばんは。
先日伺ったお話から、
現在の状況を(勝手に)想像すると、
かなり踏ん張りどころなのかなと心配しております。既にご認識の通り、
いろいろ手を打つ必要はあります。ただ、対応策や着手の手順を誤ってしまうと、
根本的な解決とは逆の方向に進んでしまうことも
心配しております。なので、今回は私の知識や経験をもとに、
大切かな・・・と思われることを
“老婆心ながら”コメントさせていただきますね。================================
まずは借入による資金調達方法を探る前に
「借入による資金不足の理由」の把握を
================================当たり前のことですが、
借入(借金)の原則的な流れは、1.金融機関からの借入する
2.その資金を元に優良な物件を仕入れる
3.お客さんに“いい値で”販売しお金を増やす
4.金融機関に返済するです。
ただ、運転資金が不足するために借入する場合には、
「借りたお金で事業をし、お金を増やして返す」というよりも、
「現状の経営を維持するための借金」
になってしまうことが多いです。
もし、お金を増やすために借りるのではなく、
「このままだと資金繰りができずに
資金ショートに陥ってしまうから借入する」ということだと、
「お金を増やして返済する目的で借入する」
という原則を見失いがちです。
毎月の資金繰りには、
借金の返済額と利息がさらに
上乗せされていきます。先日、
「借入はなるべく長期で」
とお伝えしましたが、
返済期間が長引くと金利負担が増えることは、
認識しておく必要があります。
(金利の計算は、“複利”でされますので。)そうなると、さらに資金繰りが悪化していきます。
結果として「借金返済のための借入れ」
をしなければならならなくなります。これを繰り返すと、資金不足の状態が続き、
早かれ遅かれ最悪の事態になります。私の知る限り、企業が立ちいかなくなるのは、
このパターンが多いです。==============================
運転資金のための借入による
資金不足の状況から抜け出すために
==============================運転資金のための借入による資金不足を解消するには、
早期に借りたお金以上に利益が出る状態に
持っていきたいところです。毎月の営業利益を増やすには
・売上を上げる
・コストを下げるしか方法はありません。
売上を上げることについては、
私ごときが何を今さら・・・なので、
コストを下げることに
少し注目してみてはというのが
お伝えしたいポイントです。実はココを見直すことで、
営業利益の押し上げることが
できるのではないかと考えています。それができたら、
早めに借入金を返済し、
バランスシート(BS)を
スリム化していきましょう。注意したいのは、
資金繰りにある程度の目途がつくと
「○か月は大丈夫だ。」と安心してしまうことです。借入できたことに満足していたままでは、
資金不足から抜け出すことは難しいです。財務戦略を含め一緒に考えて行きましょう。
取り急ぎ、現時点で私が感じていることを
老婆心ながらコメントさせていただきました。明るい未来へ!
名前(=ノビ)
社長からの返信メールの内容
私のメールに対し社長が返信してきたメールの内容は以下の通りです。
**(=ノビ)さん
メールありがとうございます。
そして、心配かけて申し訳ないです。**(=ノビ)さんのおっしゃる通り
借入金を返済するための借入を
している様に感じることが多々あります。そして、コスト削減に向けて
支店を閉鎖する、車両を2人で1台にする、等
行っていこうと考えてます。今日も水曜日なのに、この時間(=午前1時)まで案件と資金繰り表とにらめっこです・・・
でも、なんとかします。またご相談させてください。
名前(=社長)
返信メールの考察と社長のその後
借入金を返済するための借入を
している様に感じることが多々あります。
というところから、事態が差し迫っていることがわかりました。
社長は、あるプロジェクトのために銀行から融資を受けて資金を得ても、実際にはそのプロジェクトには回らず、他で資金が足りなくなっていたプロジェクトの資金に充てていたのです。
そんなことをしていたら、自転車操業となり、早かれ遅かれ最後は目に見えています。
私はこれまでの仕事上、企業やプロジェクトが破綻し、破産していったのを見てきました。
その中でもやっぱり多いのが、資金繰りに行き詰まるケースです。
売上さえ上げていればなんとかなるだろうとワキが甘くなり、手元の資金が不足し、債務の支払いができずに破産するというケースです。
社長からの返信メールの内容からすると、「もう時既に遅し」の感はありました。
結局、月末にやってくる銀行借入の返済、取引先への支払を乗り越えられずに自己破産となったのです。
それ以降、その社長とは直接連絡が取れていません。(→来週、飲むことになりました。)
その社長は、
- 事業を多角化する
- 多店舗化する
- 過度な外注化
- 社長が全額持ちの社員旅行(しかも海外)
とアクセル全開で気前が良すぎるタイプだったので、ちょっと大丈夫かな・・・と思っていました。
私は以前から「もう少しブレーキも踏んでみては・・・」とやんわりとお伝えしていたのですが、こういう結果になってしまって、前の段階から「もっと踏み込んで言うべきだったな」とやりきれなさを感じています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
借金を返すための借金は、早かれ遅かれ最悪の事態を招きます。
これは会社経営者の話ですが、サラリーマンでも同じことです。
- 収入は会社の給料1本に完全に依存している
- 生活水準が高止まりして、支出が多い
- 見栄や憧れで分不相応な高額の住宅ローンを組んでいる
(しかも購入した物件の資産価値が低い)
という場合は、「安定していた会社の給料」という前提が危うくなると、新たな借入先を探す動機が生まれてしまいます。
人生に「まさか」はあり得るのですよね。
不動産価格が値崩れし始め、近い将来景気後退しつつあることを感じます。
東京オリッピック後は、さらにヤバそうです。
内部留保(貯金)を貯め、生活レベルを見直し、高金利の借入に頼らない生活習慣を心がけましょう。
- 銀行が強くおすすめするカードローン
- カード会社がすすめるリボ払い
はあなたを搾取する手段です。
また、お金に窮した場合、弁護士に相談すると、弁護士はスグに「自己破産しましょう」って勧めてくることが多いです。
弁護士は、法的な手続きをすることを生業としている、ということを忘れてはいけません。
その手続が本当にあなたのためなのかを見極めましょう。
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