こんなことを考えたことはないでしょうか。
もしかしたら、会社の仕事が忙しすぎて、そんなことを考えている暇はないという場合もあるかもしれません。
今回は、40代から考える時間の使い方についてのお話をします。
人生の後半戦に突入しましたが、大切なことは、優先順位を付けてどういう順番で物事を進めるかってことです。
人生の優先順位の付け方
例えば今、自分の眼の前に大きなコップがあるとします。
この中に、ゴルフボールと小石と砂とコーヒーを入れるとしたら、どういう順番で入れますか。
まず、ゴルフボールを先に入れると、次に小石をその隙間に入れることができます。
さらに、小石を入れた後であっても、砂をその隙間に入れることができます。
砂を入れた後であっても、その上からコーヒーを注ぐことはできます。
かつて海外で大反響を呼んだ有名なお話を少しアレンジしたものです。
ご存知の方もいるかもしれませんね。
一体何の話なのか、解説していきますね。
コップというのは人生を表します。
そして、ゴルフボールは家族、子供、健康、自分が熱くなれること、といった重要なものを表します。
小石はその次で、例えば、仕事、家、車を指します。
砂はその他すべてです。日常の細々としたものですね。
ところが、最初に砂を入れてしまっては、ゴルフボールや小石は入りません、よね。
この話の一番のメッセージは、原文を引用するとこうなります。
So, take care of the golf balls first; the things that really matter.
Set your priorities. The rest is just sand.だから、自分とって最も大切なもの、あなたのゴルフボールをまず大切にしなさい。
優先順位を付けるんです。その他の物は全て、砂なんですから。
あなたにとってのゴルフボールは何ですか?
自分でお金を稼ぐことの優先順位は?
仕事というのは、もちろん人生の中で重要な要素です。
仕事を通して自分の価値を提供できれば対価を得ることができます。
ただ、
- サラリーマンとして仕事してお金(給料)を会社から”もらう”
- 個人で複業してお金を”稼ぐ”
ことはことは違います。
今後はサラリーマンであっても、個人で”稼ぐ”ことが今後ますます重要になってくるはずです。
だって、サラリーマンで給料をもらい続けるということが、グラグラと揺らいでいるのですから。
例えば、大手企業は、45歳から希望退職を募るのがスタンダードになりました。
東芝・富士通・NEC・パイオニア・コカコーラ・・・
誰もが知ってる有名企業が、早期退職という名のもとリストラを敢行しています。
40代が「終身雇用制度」で65歳まで逃げ切れるなんて考えない方がいいです。
そんな考えは、ハッキリ言って頭の中お花畑ですから。
経団連の中西会長も、この様に明言しています。
「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。」
これって、会社が人生の面倒を見てくれたかつての時代との決別を宣言したようなものです。
そうなると、人生において個人でお金を稼ぐことの優先順位ってあがってこないですかね。
会社で上司に指示されたことを、マジメにやって、職場の空気を読んでランチや夜の飲みも付き合っていれば評価されて、給料上げてもらえるかな・・・なってメンタリティは捨てちゃってもいいんじゃないかな。
好きなことよりまず稼ぐことに全力を
「人生は短いんだから、好きなことをしなさい」
というアドバイスする人がいます。
このアドバイスは、正しいように聞こえます。
例えばもし仮に、勤めている会社の中で、どーでもいい事務作業を我慢して続けて定年まで続くとしたら、その人はきっと死ぬ間際になって、大きな後悔をすることでしょう。
では、好きなことをやり続けていれば、お金がついてきて、幸せな人生を送れるでしょうか。
「好きなことを仕事にして食べていこうとすると、貧乏になって結局幸せにはなれない。」
これもこれで正しく聞こえます。
例えば自分の周りで、野球が好きだからプロ野球選手に、音楽が好きだからミュージシャンに、と突き進んだ人の人生が必ずしも幸せになっていないことに気づきます。
何が間違っているのでしょうか。
それは、自分が好きなことの延長線上にお金をリンクさせようとしていることです。
「好きなことを諦めろ」と言っているのではありません。
まず、稼ぐことを最優先にして、それに全力で取り組みましょうと言いたいです。
これは会社で給料をもらう仕事ではなく、自分でビジネスをやるってことですよ。
いくら「好き」であっても、競争に負けたり、マーケット自体が小さ過ぎたりすれば、お金を稼ぐことができません。
まず、どんな市場に参入すれば金を得られるのか、人に価値を感じてもらえることはなにか、を冷静に見極めましょう。
稼げるようなるということは、経済的な自由を手に入れることです。
そうすれば、時間的自由、精神的自由、肉体的自由を手に入れることができます。
「稼ぐ」という前提があるからこそ、「好きなことをする」自由が手に入るのです。
40代からの時間の使い方は、ビジネスを持って自分で稼ぐことに注力しましょう。
残業している場合じゃない、フラリーマンしている場合じゃない!
そういえば、昔こんなCMありましたね~。
♪さらさらさらさら お茶漬けさらさら
残業するほど ヒマじゃな~い~伊東四郎:「山下くんっ!」
この記事へのコメントはありません。