今回は、サラリーマンが自由に生きるにはどうしたらいいだろう?
という疑問について深掘りしていきます。
私はまず、この”自由”という言葉を4つに分解し、定義付けを行いました。
そして、4つの自由のお互いの関係性についても考えました。
サラリーマンが自由を得るための「やることリスト」をつくるとして、何が1番手に来るのか、なぜそうなのかという理由も含めてお伝えしていきます。
「自由になりたい~」とかよく口にしますが、漠然とではなく、実現に向けたより具体的な方策も考えたので、ぜひ最後までお読みくださいね。
自由の意味|4つに分解してみた
自由とは何か?
まず、辞書的な意味を調べてみました。
1 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。「自由な時間をもつ」「車を自由にあやつる」「自由の身」
2 勝手気ままなこと。わがまま。
3 《freedom》哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。つまり、「…からの自由」と「…への自由」をさす。
4 法律の範囲内で許容される随意の行為。
出典:goo辞書
これはこれとして、自由とは以下の4つの自由で構成されるもの、と私は勝手に定義しました。
- 経済的自由
- 時間的自由
- 精神的自由(裁量的自由)
- 肉体的自由
それぞれについて解説していきますね。
経済的自由
経済的自由とは、自分が労働して収入を得なくても生活ができることであり、お金の制限を受けずに好きなことができる状態です。
働いてもいいというのと、(生活のために)働かなければならないというのは違います。
経済的自由だと、”選択の自由”があります。
お金を出せば、買うことができるという状態ですね。
例えば、「高級焼肉店に食べに行ってもいいけど、今回は牛丼チェーン店にしておこう」というのと「牛丼チェーン店にしか行けない」というのでは、「牛丼チェーン店で食べる」ということには変わりはありませんが、選択の自由があるかないかで考えると大きな違いがあります。
時間的自由
時間的自由とは、裏を返せば「時間的な制約がない」ということです。
サラリーマンは、毎朝早く起きて満員電車に揺られて9時とかまでに会社に着いて仕事をします。
特に工場勤務とかだと、ランチの時間も厳格に決められていたりします。
定時まで働き、その後に会社をすぐに飛び出して遊びに行きたいと思っても、残業を命ぜられるかもしれません。
これは、時間的な自由がない状態です。
逆に、時間的な自由があれば、満員電車に乗って出勤するのとは無縁の世界です。
好きな時に働き、好きな時に遊べるという状態ですね。
精神的自由(裁量的自由)
精神的自由というと、思想・信仰・言論や表現の自由といったものを思い浮かべるかもしれませんが、
- 付き合う人を選ぶ自由
- 裁量の自由
ということも含めて私は考えます。
付き合う人を選ぶ自由というのは、一緒にいたくない(会いたくない)人には会わなくてもいいことが選択できる自由です。
例えば、サラリーマンで職場の人間関係がよくないけど、毎日顔を合わせて一緒に仕事をしなければならないというのであれば、それは精神的自由を感じない状態です。
また、裁量の自由というのは、自分の意思で決められるという自由のことです。
サラリーマンの場合、この裁量の自由が極めて限られているから精神的にストレスを感じるのではないかと私は思います。
私が自由を求める理由
私の場合、何が嫌かというと、長時間労働よりもこの裁量の自由がないことですかね。
大企業で働いていると、一般的には世間体がいいと思われるし、給料は安定的ではあります。
ただ、個人の裁量はすご~く限られます。
サラリーマンとして成功しているといえる本部の役員でも、グループ会社の社長であったとしても、びっくりするぐらいなーんも決められないという現実があります。
そして、組織が大きいが故に、社内にだけ通じる特有の”お作法”も多数存在します。
”箸の上げ下げ”のようなことまで事細かに決められ、その通りに仕事を進めなければなりません。
更には監査と称してそれができているか、また細かにチェックされるわけです。
お作法以外の方法でやることは☓の評価につながるのですから、それを避けるために職場はより保守的になります。
その結果、「会議のための会議」「資料作成のための資料作成」みたいなギャクのようなことが、職場でどんどん増えていきます。
凄く時間が奪われ、無駄なことを延々とやっているな・・・とは思いますが、サラリーマンであるから故に裁量はなく、個人ではほとんど何もコントロールすることができません。
言われたこと決められたことをこなしていけばいいわけですから、”楽”という人もいるかもしれません。(けっこう多いかも・・・w)
でも私の場合は、自分の人生を生きる力を奪われるような感覚に囚われます。
「面白そうだから、これやっちゃおう!」とか「この工程を省いてシンプルにした方が効率的だよね!」とか、自分で自由に考えて決めて物事を進められるってことをとても大事にしたいわけです。
私の場合は。
肉体的自由
さて、話を戻します。
肉体的自由とは、健康で自分が望めばどこにでも行けるということですね。
4つの自由の関係性
- 経済的自由
- 時間的自由
- 精神的自由(裁量的自由)
- 肉体的自由
と4つの自由の定義付をしたわけなのですが、今度はそれぞれの自由の関係性に注目してみますね。
私は極論するとこんなふうに考えています。
- 経済的自由があれば、時間的自由が手に入りやすい
- 経済的自由があれば、精神的自由を感じられる
- 純粋なサラリーマンである限り、経済的自由は手に入らない
- 経済的自由がなければ、時間的自由が手に入らず、精神的自由も感じられない
- 肉体的自由は全ての土台
経済的自由があるということは、生活のために時間を切り売りして働く必要がありません。
だから、毎朝決まった時間に起きて満員電車に乗って会社に行く、会社での仕事があるから遊びにも行けない、なんてこともありません。
自分の好きなときに好きなことができるので、経済的自由は時間的自由につながります。
また、経済的自由が手に入れば、生活費を得るために無理してガマンして働く必要もありません。
自分が一緒にいて楽しい、成長できるような人と仕事をすればいいですし、自分の裁量と責任でやりたいようにやればいいのです。
このように見てくると、経済的自由を得ることを優先的に考えるべきということが見えてきます。
そして、肉体的自由はすべての土台です。
いくら経済的自由や時間的自由を手に入れていたとしても、病床に臥しているだけだとすれば自由とは言えないはずです。
自由に生きるには?やることリスト
ここまでで、自由は4つから構成されていること、その中で経済的自由を得ることをまず目指しましょうということをお話してきました。
自由に生きるためのやることリストの1番上にくるものです。
では、もう少し具体的にやることリストを深掘りしていきましょう。
経済的自由を手に入れるための「やることリスト」
- 収入源を増やす
- お金の教養を身に付ける
経済的自由は、自分が労働して収入を得なくても生活ができる状態であることをお話しました。
サラリーマンは、自分の時間を切り売りして労働し、その対価として収入得ます。
自分が会社に働きにいかなければ、収入は途絶えやがては生活に窮してしまうので、経済的自由からかけ離れた状態になります。
ということは、サラリーマンで収入源が会社からの給料1本だけであれば、経済的な自由は手に入らない、という結論になります。
収入源を給料1本だけに依存するというのは、これからの時代は安定感がなくリスクが高い生き方といえるでしょう。
であれば、収入源を2つ、3つ・・・と増やしていくことを考えて行きましょう。
また、同時並行で「お金の知識を身につけておく」ということも大切です。
知識があるかなしかで、決定的な差が生じます。
インターネット技術の発達のお蔭で情報は入手しやすいのですが、いくら情報があっても知らず、騙されたり損をしていることにも気付きません。
私の場合は証券アナリストとFP1級の知識をつけたことで、例えば、不動産の物件を選びローンを組んで購入するといった場面で大いに役立ったなと実感しています。
業者や金融機関との情報の非対称性を小さくすることができたからですね、きっと。
だから、常に自分をアップデートさせることを心がけましょう。
時間的自由を手に入れるための「やることリスト」
- 不労所得を増やし経済的自由を手に入れる
- 朝の時間を有効活用する
時間的自由を手に入れるには、経済的自由を手に入れる必要があります。
そのためには、貴重な時間を切り売りする労働所得所得ではなく、自分がいなくて収入を得られる不労所得を得ることを目標にして、そのための仕組みづくりを行っていきましょう。
仕組みづくりは、時間の切り売りでできるものではありません。
いくら時間をかけたところで、作った仕組みが全然イケてなければキャッシュフローは生まれません。
ここはオーナーマインドが必要なところです。
報酬を得るのは、サラリーマンのように時間ではなく、成果なのです。
逆に、仕組みがイケていれば、後はほぼほったらかしでキャッシュフローを生み出すことができます。
普段時間のないサラリーマンが、仕組みをつくるための時間の使い方として、私は朝の時間を有効活用することをおすすめしています。
精神的自由(裁量的自由)を手に入れるための「やることリスト」
- 経済的自由をまず手に入れる
- 無理して無駄な付き合いはしない
精神的自由(裁量的自由)を手に入れるにも、やはりまず経済的自由を手に入れる必要があります。
裁量がないところで、あれやこれやと指示が飛んできて、それをこなすことに長時間拘束されることほど、ストレスを感じるものはありません。
人間関係が最悪だと、気分はさらに滅入ります。
そんな状況でも、自分の本当の気持ちを押さえ込み、職場に忖度しなければならないのは経済的な自由がないからです。
収入源を複数持ち、会社の給料以外から不労所得が得られている状態であれば、心はかなり救われます。
単純な例で考えてみます。
例えば、会社の給料が月30万円だとします。
収入がこれ1本だけだど、職場の人間関係が最悪でも、会社から酷い扱いを受けても、自分の気持ちを押さえ込んで、職場でうまくやっていくことを考えなければなりません。(転職という方法もありますが、それは対処療法であって、本質的な解決方法ではないというのがこのサイトの立場です。)
でも、この人が会社以外に収入源が3つ、合わせて30万円あったらどうでしょう。
心の余裕度は違うのではないでしょうか。
「別に自分の成長にもつながらないし、忖度して会社の人間と飲みに行く必要もないな・・・」みたいな気持ちになりますよ。
肉体的自由を手に入れるための「やることリスト」
- 食事に気をつける
- 体を動かす
- 十分な睡眠を取る
健康な体というのは、全てにおいての土台です。
上記であげた3つのやることは、心がけておきましょう。
40代に入ると、人間ドックで引っかかる項目がいろいろ出てきます。
私の場合は、これまで眼について指摘を受けることはありませんでした。
ところが、最近の人間ドックで再検査と判定され、眼科で再検査を受けたところ、緑内障の疑いが出てきたのです。
緑内障は、視野がどんどん狭くなっていく眼の病気です。
一度進行が始まると、完治することはないと眼科医から言われました。
せっかく経済的自由、時間的自由、精神的自由を手に入れても、もし視力が完全に失われてしまったら、心から喜びを感じられることはなさそうです。
健康にはお互いに気をつけましょうね。
まとめ
自由に生きるには?4つの自由とサラリーマンのやることリストの1番目
サラリーマンが自由に生きるにはどうしたらいいか、ということについて深掘りしてきました。
自由には、
- 経済的自由
- 時間的自由
- 精神的自由(裁量的自由)
- 肉体的自由
と4つの種類で構成されると定義付けました。
そこから、サラリーマンにとってのやることリストとして最も優先順位が高いのは、経済的自由を目指すことだとお話し、その上でそれぞれの自由を手に入れるためにやるべきことをご紹介しました。
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