こんにちは。
よく「行動しないと何も始まらない」とかって言われます。
私もこれまで、何度も何度も何度も・・・言われてきました。
で、「行動しましょう」って話を聞きながら、感じていたとはこんなことです。
でもなんか動けないから困っとんじゃ~!
ってこと。(笑)
こうなる原因はなんだと思います?
私は長い間、こう考えていました。
自分にスキルやノウハウが足りないから。
だから、スキルやノウハウを学ぶために、本を読んだりセミナーに出てみたりいろいろやりました。
こういう自己啓発系のものに触れたときにどうなるか。
イメージ的には、カンフー映画『プロジェクトX』を観て映画館から出てきた小学生。
私は、まるで自分がジャッキー・チェンになったかのごとく高揚感を感じていました。
「なるほど!」と膝を打ち、武者震いします。
でもですよ。
いざ自分のことに取り組もうとすると、
ってなっていたのです。
こんなことを繰り返し、もう何百万円という単位でお金を投じてきました。
なぜ、ノウハウやスキルをいくら学んでも行動できるようにならないのか。
それは、ノウハウやスキルは、行動するための「原動力」にはならないからです。
試行錯誤の上、私は思考の「型」を見出しました。
それは、
という順番を経て、今回のワークに取り組みます。
今回は、5つの質問によって、
- ビジョン
- ミッション
- 具体的目標
- 戦略
- 戦術
を明確にしていきます。
このワークに真剣に向き合うことができるのであれば、ブレることのない「自分の軸」を見つけることができます。
そうすれば、自分の行動に迷いがなくなります。
でももし、本気で「自分を変えたい」と考えていなければ時間の無駄ですので、この先を読み進めてもらわなくて大丈夫です。
(復習)自分の価値観・信条の把握
復習になりますが、人が行動する根底には必ず価値観・信条(Foundation)があります。
例えば、
・約束の時間には遅れない
・決められたルールは守る
・時間をかけても完璧にした方がよい
・拙速の方が巧緻よりもよい
みたいな価値観です。
言ってみれば、これは「足元の安定感」です。
まだ自分の価値観・信条(Foundation)を整理するワークに取り組んでいない場合は、そちらから先にやってみてください。
以下は、それができている前提で話を進めます。
自分の軸を見つける5つの質問
価値観・信条をベースとして次の5つの質問に答えていきます。
- 自分が一番なりたい姿(理想の姿)は?(ビジョン)
- (ビジョン達成のために)何を達成するのか?(ミッション)
- (ミッション達成のための)具体的目標は何か?(具体的目標)
- (具体的目標達成のために)どの道を選ぶべきか?(戦略)
- (戦略がうまくいくために)障害をどう乗り越えるか?(戦術)
まず、「ビジョン」があります。
そのビジョンがしっかりしていれば、途中でブレることはないのです。
そして、「ビジョン」を起点に逆算して、
- ビジョンを達成するための「ミッション」
- ミッションを達成するための「具体的目標」
- 具体的目標を達成するための「戦略」
- 戦略を達成するための「戦術」
を考えていくわけですね。
繰り返しになりますが、ベースは何かというと、自分の価値観・信条です。
どうでしょう。
いきなり!「あなたのビジョンは?」と質問されて、スラスラと答えられないはずです。
これにはちゃんとした理由があります。
この質問は、2種類の質問のうち、
「思い出せば、答えられる質問」ではなく、
「考えなければ、答えられない質問」だからです。
自分の棚卸しするワークをしていない場合は、こちらからどうぞ。
最初に、「思い出せば、答えられる質問」に答えない限り、
「考えなければ、答えられない質問」に答えることはできません。
桃太郎の軸は?
抽象度がかなり高い話ですので、これを誰もが知っている昔話「桃太郎」にやや強引に当てはめてみました。
・桃太郎は、「ヒーローになる」というビジョンを持っていた
・そのビジョン達成のために、「村の平和を守る」というミッションを掲げた
・そのミッション達成のために、「村に危害を加える鬼を退治する」という具体的目標を設定した
・その目標達成のために、「仲間と鬼ヶ島へ乗り込む」という戦略を立てた
・その戦略達成のために、「仲間(犬猿キジ)を得るのにきびだんごを使う/鬼ヶ島には奇襲を仕掛ける」という戦術を立てた
桃太郎の行動のベースとなる価値観・信条はこんなところでしょうか。
「名声」「平和」「先手」「チームワーク」
少しイメージできましたか?
まとめ
もうブレない「自分の軸」を見つける5つの質問について、自分なりの答えは見つかったでしょか。
この5つの質問は、2種類の質問のうち、「考えなければ、答えられない質問」ですから、すぐには答えられません。
まず、棚卸しのワークで、「思い出せば、答えられる質問」に答え、考えるための材料を集めましょう。
そこから、自分の価値観・信条を整理すれば、5つの質問はずっと答えやすくなるはずです。
一連のワークを通して、「自分の軸」が明確になれば行動に迷いはなくなります。
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