とある方がつぶやいてみたところ、
たくさんの人が回答をツイートしてくれたそうです。
期待していたのはシンプルに考えて、
元本100万円×0.4%×(3ヶ月/12ヶ月)=1,000円という答え。
ところが、返ってきた回答例は・・・
金利計算がわからない理由は?
ツイッターで投げかけた質問に対して、ツイートしてきた答えは実に様々。
「3000円」
「とっさには計算できない」
「108万7757円」
「100万9853円」
「400円」
「一万円?」
「666円」
「100.1万!」
「1333円」
・・・
(もちろん、正しく理解できている方もいたそうですが)
金利計算に必要な数字は、基本的に
- 金利
- 期間
- 元本の額
だけです。
それがわかれば小学校でも計算ができます。
((1+r)のn乗で割り算する現在価値の計算とかになると、ややこしくなりますが、それは置いておいて。。)
ところが、大人でも金利計算できない人が多数存在するのが現実です。
当初私は、「えっ、ウソでしょ?」と思いましたが、多くの人はそもそも教わったことがないんですね。
私も自身も、学校教育で教わった記憶はありません。
私の場合は”たまたま”金融の仕事に就いて、エクセルで金利計算や投資収益の試算をガチでやっていたからわかったものの、もしそうでなければ、きっと答えられなかったでしょう。
金利計算がわからず借金すると人生が狂うリスクも
金利が関係するのは、お金を預金(貯金)で運用する時だけではありません。
お金を借りる(借金する)ときも、関係します。
世の中には、「金利」の考え方を誰からも教えてもらわなかったばかりに、借金が膨らみ、中には自殺にまで追い込まれる人もいます。
誰しもお金を借りたときは、まさかこれが自分の最後を決定付けるものになるとは、露も思わなかったでしょう。
- 目の前にある、そのカネを俺に貸してくれ
- その面倒なうざい説明は、早く終わらせてくれ
- ハンコつけばいいんでしょ
- これからその資金で、パチンコに行くんだから
- ブランド物を買うんだから
みたいな・・・
現在は、貸金業法が改正されており、過払いした利息を貸金業者から取り返すことも出来ます。
自分で取り返すことができなくとも、弁護士や司法書士が手続をしてくれます。
電車に乗れば、「過払い利息を、取り返します!」という広告が目に留まります。
でも、おカネを借りる“ずぅーっと以前”の段階で、借金したらどんなことが起き得るかを想像するチカラ(将来起き得ることを見抜くチカラ)が必要だったのではないでしょうか。
社会に出てから、まるで役に立たない「古文」なんかよりも、「金利計算」を教えた方が、これからの時代を生き抜くチカラが身に付くんじゃないかな。
って言ったら、言い過ぎですか?
世界はますます狭くなり、社会に出たらそこはジャングルです。
“ジャングルのルール”は、早いうちから子供に伝えて行きたいですね。
そのために、あなた自身も勉強してみてはいかがでしょうか。
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