資産構築・運用・管理

住宅購入時の諸費用の内訳は?費用の目安と節約する方法を教えて!

不動産購入時には、どんな諸費用がかかるのだろうか・・・
また、それぞれのいくらかかるのだろうか・・・目安が知りたい!

住宅の購入。

人生の買い物の中で、最も高額で、その先の生活に深く関わるものです。

住宅の購入に際して、物件価格の他にも「諸費用」がかかるのはご存じでしたか。

今回は、住宅購入の際の「諸費用」の内容や料金の目安、さらに節約する方法についてもお伝えしてきます。

知らないと損する?かもしれない「諸費用」のお話です。

不動産購入時の「諸費用」の項目や内容は?

住宅購入の際にかかる「諸費用」には、どんなものがあるのでしょうか。

主なものを挙げてみました。

諸費用 内容
契約関連・手数料等 申込証拠金(※1) 購入申し込みの際に不動産会社に対して支払う
物件によっては不要な場合もあり
手付金(※2) 売買契約時に売主に対して支払う
金額は、売主と買主の合意によって決める
仲介手数料 仲介不動産会社を通して物件を購入する場合、
手数料として当該不動産会社に対して支払う
税金 消費税 消費に対してかかる税金
建物部分にかかる
印紙税 売買契約書に印紙代として支払う税金
金額は、契約金額に応じて異なる
不動産取得税 不動産を取得した際に、支払う税金
固定資産税・都市計画税 1月1日時点の不動産所有者に対してかかる税金
その他 登記費用 司法書士に対して支払う報酬
不動産登記などの手続きを依頼した場合の費用
修繕積立基金 新築マンションを購入する際に支払う
水道負担金 購入した物件で、新たに水道を利用する際の費用
地域によっては不要は場合もある

(※1)申込証拠金:申し込みが成立した場合は、購入資金の一部に充てられますが、成立しなかった場合は返金されます。

(※2)手付金:売買契約が成立した場合は、購入資金の一部に充てられ、成立しなかった場合には返金されません。

さらに、住宅の購入はローンを組んで購入することが多いので、その場合にも「諸費用」が発生します。

ローンに関する「諸費用」の主な項目は、次の通りです。

  • 事務手数料
  • ローン保証料
  • 団体信用生命保険特約料
  • 印紙税(ローン契約書に貼る印紙代として支払う税金。金額は、契約金額に応じて異なります。)

けっこう、たくさんありますね。

次に、これらの「諸費用」の金額について見ていきましょう。

不動産購入時の「諸費用」はいくらかかる?

契約時や、諸々の税金、ローンを組む際など、住宅購入時には、たくさんの「諸費用」が必要になることがわかりました。

実際には、どれくらい用意しておけばよいのでしょうか。

最も一般的に購入される3LDK~4LDKの住宅の場合、諸費用の目安としては

物件価格の7%~10%

と言われています。

物件別に見てみますと、

  • 新築マンション:物件価格の3%~5%
  • 中古マンション:物件価格の6%~13%
  • 新築・中古の一戸建て:物件価格の6%~13%

であることが多いようです。

たとえば、3,000万円の新築マンションを購入する際に必要な「諸費用」は、90万円~150万円ということになりますね。

場合によっては、300万円かかるかもしれません。

けっこうな出費…。

ローンよっても金額が変わってくるそうなので、購入を検討する際には、しっかり試算することをオススメします。

諸費用の節約は可能なの?

はい、できます!

それは、

「不動産業者に支払うローン代行手数料」

です。

ローンを組む際の「諸費用」として紹介した、事務手数料には、

  • 金融機関に支払う事務手数料
  • 不動産業者に支払うローン代行手数料

があります。

金融機関に支払う事務手数料は、住宅ローンを申し込む時の手続きを行う際の報酬として支払われます。

それに対し、

不動産業者に支払うローン代行手数料は、金融機関に、住宅ローンを紹介することで発生する費用です。

え?

住宅ローンを紹介されただけで、手数料をとられてしまうの?

不動産業者からすると、住宅ローンを紹介しただけで、お金がもらえてしまうの?

費用の名目は、

  • 事務手数料
  • ローン斡旋手数料
  • ローン事務手数料
  • ローン斡旋料
  • 融資事務代行手数料

などです。

要は不動産業者が、ほとんど労せずに得られる「紹介料」なのです。

でも、

不動産業者の紹介だから、審査が通りやすいのでは?

不動産業者の紹介だから、金利を優遇してくれるのでは?

という気がしますよね。

答えは「NO」です。

ローンの審査に紹介者は関係ありませんし、多少の金利を優遇する金融機関があっても、調べてみればもっと安い金利のところもあります。

不動産業者に支払うローン代行手数料の相場は、

3万円~20万円くらい

と言われています。

自分でローンを申し込めば、この費用を「0 ゼロ」にできます!

まとめ

住宅の購入は、人生の一大イベント。

多額のお金が必要です。

でも、お金がかかるもの、と決めつけていませんか。

でも、抑えられる費用もあるということが、今回わかりました。

調べていくうちに、いろいろなことがわかり、住宅購入についてのモチベーションが、さらに上がるはずです!

関連記事

  1. 複利計算(積立)の方法|エクセルのシミュレーションと電卓の使い方

  2. マンション売却での不動産仲介の選び方!両手取引を狙う会社はどこ?

  3. 住宅ローン控除の条件や計算方法は?住民税の上限と還付方法まとめ

  4. 確定拠出年金(企業型)の3つのデメリット|元本確保信者に伝えたいこと

  5. 老後資金を一瞬で657万円溶かした話|資産を失ってしまう4つの原因

  6. 私のつみたてNISAおすすめ銘柄と理由:ニッセイ外国株式インデックスフ…

  7. 固定資産税とは?納期や計算方法と評価額の調べ方も!

  8. 不動産仲介手数料の相場は?計算方法や値引き交渉の方法・言い方

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 自己紹介

    会社員不適合の社内ニートが不動産事業を立ち上げる…
  2. 自己紹介

    母が投資詐欺の沼にハマっていた!セミナーに乗り込…
  3. 資産構築・運用・管理

    老後資金の準備方法を「アリとキリギリス」の3つの…
  4. 資産構築・運用・管理

    高金利通貨の新興国債券に手を出した男の末路から学…
  5. 資産構築・運用・管理

    外貨投資の損益の計算方法は?為替の基礎知識をシミ…
  6. 資産構築・運用・管理

    分散投資で資産を分散する投資対象・種類には何があ…
  7. 資産構築・運用・管理

    資産運用における分散投資の考え方を初心者向けにわ…
  8. 資産構築・運用・管理

    老後資金を一瞬で657万円溶かした話|資産を失っ…
  9. 資産構築・運用・管理

    金融商品のリスクとは?種類の一覧と意味をわかりや…
  10. マインドセット

    自分へのご褒美は意味不明?資産形成に必要な決断・…
  11. 資産構築・運用・管理

    投資と投機の違い・区別は?図解・シミュレーション…
  12. 資産構築・運用・管理

    投機とギャンブルの違いは?事例・図解で意味をわか…