小学4年生の息子が通う小学校で2分の1成人式をやるとの案内(通知)がありました。
通常の成人式は二十歳だけど、その半分(ハーフ)の10歳(小4)ということで、最近の小学校では学校行事として2分の1成人式を全国的にやっているらしい。(賛否両論あるようですが)
小学校からの手紙(案内通知)によると、親が子供の宛てた手紙を書くとのこと。
(皆の前で読まれるということはなく、封筒に入れた手紙が先生経由で本人に渡り、子供だけが読むという流れ)
一体何を書けばいいのだ・・・というのが率直な感想。
私は普段子供に手紙を書くなんてことはしていません。
でもせっかくの機会なので、息子に伝えたいメッセージを手紙にしたためることにしました。
まず、参考になる例文をネットで探してみましたが、そもそも絶対数が少ない印象。
(父親からの手紙は特に)
なので、今回私が書く手紙を例文としてネットに載せてみることにしました。
父親からの手紙には何を書くのか?
1/2成人式で子供に贈る手紙の位置付けは、「お祝いの手紙」であること。
確かにこれは外せないポイントです。
これを念頭に、以下のような項目を盛り込んでいく、ということがネットからの情報でわかりました。
- 命を宿したときのこと
- 生まれたときのこと
- 名前の由来
- 病気やけがをしたときの思い出
- 幼少時代のこと
- 成長を感じられたときのこと
- 心配に思ったこと
- 誇らしく思うこと
- 親としての願い
ただこれだけだと、なんとなくモノ足りない気がしました。
ネット上に載っていた例文をみてみると、どことなく24時間テレビのように予定調和で「感動のお涙ちょうだい」に持っていくような意図があるように思えました。
それより私は、息子の人生における指針というか、道を照らす部分を厚くすべきかと思いました。
父親として私が子供に伝えたいことは、
- 「自分の頭で考えて行動しよう」
- 「自分に人生に対してオーナーシップを持とう」
- 「どんなときでも味方だよ」
ということです。
そんなことを考えながら書いていたら、手紙は次のようになりました。
父親から子供への手紙(例文)
※※(子供の名前)へ
2分の1成人式おめでとう!
早いものでもう10歳。
成長していく姿を見るのが嬉しくもあり、この大切な時期が過ぎていくのが少しさみしくもあります。
※※のおかげで、父さんもこれまで10年間父親をやることができました。
- 初めて抱っこしたときのこと
- 恐る恐る風呂に入れていたときのこと
- おむつを取り替えたこと
- ベビーカーを押して街におでかけしたこと
- 夜中に病院に連れて行ったこと
など当時を振り返るといい思い出です。
一緒に旅行にでかけたことも深く印象に残っています。
父さんが仕事に打ち込めるのも、※※が元気で育ってくれているからです。
どうもありがとう。
ときに声を荒げてしまうこともあるけど、そのことに後悔することがあります。
いたらない父親でごめんなさい。
普段はなかなか言えないので、この機会に伝えておきます。
さて、※※はこれから先小学校を卒業し、中学・高校・大学へと進んでいきます。
どんな未来が広がっているか楽しみだね。
二十歳の成人式を迎えるまで、時間はあっという間に過ぎていくんじゃないかな。
その中で、「自分にはこれだ!」と一生懸命になれるもの、打ち込めるものを見つけられるといいね。
親としてはもちろん、※※のこれからの人生が楽しいことばかりだといいなと思っています。
でも現実は、そんないいことばかりではありません。
- 分からないこと
- 戸惑うこと
- 不安に思うこと
- 悔しいこと
- 悲しいこと
- つらいこと
が自分の身に降り掛かってきます。
そんな困難に直面したとき、忘れてはならないことが2つあります。
ひとつ目は「まずは自分の頭で考え抜いて、自分なりの答えを出してみる」ということです。
自分の人生は自分自身がオーナーです。
他人に大切な選択を委ねるのではなく、
- 自分で考え決断する
- 行動に移す
という姿勢が大切です。
一生懸命に取り組んだ結果、たとえ失敗しても全然気にすることはありません。
この先の10年は、むしろ失敗から学べることの方が多いと思うよ。
父さんは複業オーナーとして今でも様々なことに挑戦し、失敗を繰り返す日々です。
2つ目は、「親はいつも応援していて最強の味方だ」ということです。
父さんは自分の人生のオーナーになろうと頑張っている※※を、まずは見守ることにします。
でもまだ子供の※※には自分では解決ができないこともあります。
そんなときはどうか遠慮なく頼ってください。
その時は、一緒に解決策を探しましょう。
全力で応援しサポートします。
これからも※※の成長を楽しみにしています。
これからもよろしく。
父さんより
書き終えて
いかがだったでしょうか。
少なくとも私は、
- 勉強しなさい
- いい学校に入りなさい
- いい会社に就職しなさい
- 自分の家を持ちなさい
みたいなメッセージは送りたくありません。
(家族を持って子育てするのは素晴らしいよとは伝えたい気がするけど・・・)
実際には、会社に勤めるという結果になるのかもしれません。
でも、ひとつの会社に収入を依存するような生き方をしてもらいたくありません。
そうではなく、オーナーマインドを持ち、自分で稼いで生きて行ける力を付けていってもらいたいなと思います。
もちろん、そんなことは小4の息子にはまだ早いので、どう教えていくかは今後のお楽しみということで。。。
子育ては素晴らしい。
金銭的なリターンは期待していないけど、親として自分の幅を広げてくれているような気がします。
父親になれたお蔭で、気づいたことも多いです。
生まれてきてくれてありがとう!
感想などを聞かせてもらえるとありがたいです。
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