「難易度の高い資格を取れば稼げるのか」問題について。
難易度ランキングが高い資格を目指しがちですが、そこにはある視点が欠けている場合が多いです。
それは、副業であっても本業であっても。
ご参考になれば幸いです。
資格には2種類ある
資格には以下の2種類があります。
- ないと(仕事が)できない資格
- なくてもできるが、あれば一定の能力があると認められる資格
ないと仕事ができない資格というは、取得してはじめて仕事ができるような資格です。
資格がないにもかかわらず、その仕事をしてしまうと法律違反になります。
例えば
- 医者
- 弁護士
- 司法書士
- 税理士
みたいな資格です。
これらは独占業務を持つ資格ですね。
もう一つは、あれば一定の能力があると示すことができる資格です。
ただ、ある方がより好ましくはありますが、なくても仕事はできます。
資格を持っていても業務を独占することはできません。
これには、国家資格や協会・民間資格に分類されます。
国家資格には、
- 中小企業診断士
- 1級FP技能士
といった難易度の高いものもあります
また、協会・民間で認定する資格には、
- インテリアコーディネーター
- パソコン検定
- 公認ホームインスペクター
などさまざまなものがあります。
これまであなたも会社から強制的に受けさせられた資格もあるかもしれませんね。
資格を取れば副業で稼げる?
では、資格を取れば稼げるでしょうか。
いえいえ。
資格を取ったからと言って、副業で稼げるという保証などどこにもありません。
それは、弁護士や税理士など難易度の高く、独占業務があってもそうです。
例えば、法律分野では司法試験が最も難関とされています。
一方、行政書士は比較的取りやすい資格とされます。
では、司法試験を通った弁護士は稼げて、行政書士は稼げていないといえるでしょうか。
いえいえ、弁護士で年収300万円、行政書士で年収1,000万円超という人もいます。
一番気にすべきは、資格の難易度ではなく、お客さんがつくかどうかです。
お客さんが一番関心あるのは、あなたの持っている資格の難易度でははく、自分(お客さん)の問題を解決してくれるかどうかの一点です。
本業であっても副業であっても、このポイントを外してしまうと、稼ぐことには繋がりません。
資格の難易度ランキングへのこだわりはサラリーマン的発想
それでも多くの人は、難易度の高い資格を目指します。
かつてのわたしもそうでした。
難易度が高い国家資格と協会の検定試験を取得しました。
多くの時間と労力とお金を使って・・・
難易度が高い資格ですから、取ったあとに会社から手当(報奨金)が出ました。
でも、そこで気づいたんです。
これって、なんかいかにもサラリーマン的だなと。
確かに、難易度ランキングの高い資格を取得した時の喜びとか達成感はありました。
ただ、自分のちょっとした誇らしさだけで、それはお客さんの問題解決には直結してはいません。
会社にとっても、参考程度なのでしょう。
会社によっては給料が上がるというところもあるのでしょう。
ただ、それはあくまでもサラリーという俸禄を貰うということであって、自分で客を見つけて稼ぐというのとは違うのです。
「俸禄(=給料)を貰う」というサラリーマン的な発想から抜け出ない限り、他人の人生を生きることになり、自分の人生を生きることはできないんだなと。
資格取得のスクールは、当然ながら難関の資格を取ることを勧めます。
合格体験記なんかを載せ、将来の展望なんかを盛んにアピールしています。
でも、現実はそんな風にはなっていないことが大半です。
当たり前の話ですが、資格スクールは、より多くの人に受講させて、合格実績を出すかがビジネスです。
合格した人のその後どうなっているのかは、極論すると、知ったことではないのです。
これが現実です。
まとめ
今回は、資格を取れば副業で稼げるのか、ということについてお伝えしました。
お客さんを意識することなく、ただ資格取得の難易度ランキングだけで選ぶと、資格スクールを儲けさせるだけです。
資格を目指すのはなく、まず自分でネットビジネスを始めてしまうのが、あなたの人生をロバストにする近道です。
特に、40代以降のあなたに取っては、これから新たに資格を目指すことは、ハッキリ言って時間とお金の無駄です。
資格を目指しているあなた、よーく考えましょう。
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