複業オーナーのノビです。
先日、超低金利の時代に毎月3万円を増やそうとすることが如何に非現実的なのか、という話をしました。
それなら、「株とかFXとかで資産運用しましょうよ」って話になりがちですが、勉強しないとわからないことだらけだし元本保証もありません。
生き馬の目を抜く株式相場や為替相場では、どんなプロでも勝ち続けることは難しいです。
世界的に著名なトレーダーの何人もが、これまで市場の荒波に飲み込まれ消えていきました。
証券アナリストとして運用会社でフロント業務の経験もある私も、何百万円もの個人資金を一瞬にして、溶かしてしまった経験もあります。(汗)
一方で世の中には、「お金を預けておくだけで、お金が稼げますよ。お蔭でこんないい生活しています!あなたも一緒にやりませんか」と言葉巧みに勧誘する人達がいます。
でもたいていは、淡い期待を抱かせるだけで、結局損させることが明らかな「インチキ(詐欺)」だったりします。
ほんのちょっとした冷静な判断があれば、防げることも多いのですが、「高金利」「オフショア」「タックス・ヘイブン」「新興国」「成長期待」「分散投資」「バランス型」・・・
と聞き障りのいいキーワード(魔法)で、思考停止になってしまうのです。
被害に気づいた時、投資家本人が満額救済されることはまずありません。
“スケベ根性”を出したのは投資家本人なのですから、損をしても“自己責任”と片付けられてしまう結果となります。
気をつけたいのは、知らないうちに詐欺の一部を担ってしまうことです。
今回は、(もう何年も前の話ですが)私の母がいつの間にか詐欺集団に加担していた話をします。
目次
母から怪しい投資勧誘がきた・・・(汗)
私の母は、(こう言ってはなんですが)見かけによらず、昔から結構“山っ気”がある人です。。。(笑)
ある日、私が実家に帰ったとき、母がこう話を切り出してきました。
「お父さんには内緒だけど、実は今オフショアのファンドに投資している。あんたもやってみたら。」
しかし、母から話を聞けば聞くほど、私はその投資話に胡散臭さを感じました。
母は、その時点で父親に内緒で貯めていたへそくりの30万円をそのファンドに預けていました。
私は母に、
- 自分はその怪しいファンドに投資する意思がないこと
- もうこれ以上そのファンドに金をつぎ込むべきではないこと
を伝えて実家を後にしました。
ところがその1週間後、母から電話がありました。
今度、この前話したオフショアファンドの勉強会があるから、あんたも一緒に来なよ。
説明を聞けば、あんたもきっと投資したくなるはずよ。
と電話口からは、自信満々の雰囲気が漂ってきました。(笑)
私はそのファンドに投資する気なんて毛頭ありませんでした。
しかし、この胡散臭さを感じる団体が、どんな仕組みで運用して儲けているのか興味を覚えたので、私は二つ返事で母の誘いに乗り勉強会とやらに参加することにしました。
投資説明会の現場で「これは詐欺だ!」と確信した瞬間
勉強会の当日、母と向かった会場は、池袋にある区民センター。
資料代と称して、500円徴収されました。
会場には150名くらい入っていたでしょうか。
ほぼ満員です。
まず驚いたのは、参加者の半分以上が、母と同じく60-70歳代の女性だということです。
次に多かったのは、定年を過ぎた感じの男性。
(当時の)私と同年代の人がほんの数人といったところでしょうか。
この時点で、怪しさが満点です。
詐欺師が語ったこと・強調していたポイント
勉強会が始まりました。
登壇者の男は、私と同じくらいかそれより少し上の世代でした。
おばちゃん受けしそうな甘いマスクに、パリッとしたスーツを着込んでいます。
男はこんな話を展開していきました。
- 昔はお金に困っていた
- でもこのファンドに出会ってお金を預けた
- すると、どんどんお金が銀行口座に振り込まれるようなった
- 現在はとても裕福な生活をしている
男は、おばちゃん達を虜にするようなリップサービスも忘れていません。
母を含めたおばちゃん連中は、男にぞっこんな感じです。
もはや勉強会というよりは、ファンクラブの懇親会、いや、熱心な信者が集まる新興宗教の会合に来たようでした。
男の話は、「ファンドのお蔭でいかにいい生活を送れているか」に多くの時間が割かれていました。
でも、肝心なファンドがどのような説明で儲けているのか、という話は出てきません。
場違いなところに来たな・・・と私は思いました。
詐欺だとわかった詐欺師のひとこと
後半になって、男はようやくファンドについて説明しました。
確かこんな説明だったと思います。
- ファンドは、イギリス領のガンジー島というオフショアで運用されていること
- 通常は富裕層限定のファンドだが、会場に来た人は“特別に”1口10万円から出資できる
- 出資するとポイントが付与される
- 運用益は、出資者にポイントとして配分される
- ポイントが一定以上になると次のステージに進む
- 前のステージが満たされた時点で、配当を受け取ることができる
- 配当を受け取らないこともできる
- その場合は、次のステージにおいてポイントが付くスピードが加速する
- 友人知人にこのファンドを紹介して、その人が出資してもポイント付与のスピードは加速する
正直、ポイントだとかステージだとか、なんだかよくわかりませんでした。
私の母なんて、もっとわかっていなかったでしょう。(笑)
男の説明から伝わってきたのは、お金を預けて上のステージ進めれば裕福な生活が待っている雰囲気だけでした。
配当など投資家に還元する原資を稼ぐ仕組みについての説明は、全くといい程ありませんでした。
モヤモヤ感が私の頭に残る男の説明の中で、「こいつは詐欺だ!」と確信したのは次の言葉でした。
このファンドは、“国際分散投資”され、”毎年安定的に30-40%の運用益”がある。
えっ・・・ウソっ!?
安定的に30-40%の運用益が出るはずないジャン!
だって、そんな高い運用益と取れるということは、その分リスクを取っているということです。
大きなリスクを取っているということは、大きく勝てることもあるけど、大きく負けることだってあるということです。
それを「毎年安定的に」なんて、しれっと説明しているところに引っかかったのです。
投資の世界に、ローリスク・ハイリターンは存在しませんからね。
- 何を(株式、債券、為替、コモディティ)を運用しているのか
- その構成はどうなっているのか
- どのタイミングで買い、どのタイミングで売るのか
- どんな人が運用しているのか
- 過去からのトラックレコード(運用成績)がどうなっているのか
等々
投資家に当然に説明すべきことは、一切触れることなく、
- 如何にポイントが付与されるか
- 如何にポイントを獲得するスピードを高めるか
- ステージが進めば、出資者が如何に儲かるのか
をひたすら説明していました。
“ポイント”とか“ステージ”というあたりが、イチイチ胡散臭かったです。
「こんなのおかしい!」
と私は何度席を立ち上がろうとしたことか・・・ヽ(`Д´)ノプンプン
でもそこをぐっと堪え、私は質問の時間が来るのを待ちました。
そして、やってきました質問の時間・・・
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